昨日のブログで「石文」(いしふみ)のことについて少し触れましたが、私の店にもそれとよく似た「文香」(ふみこう)というものがあります。
使い方は「おくりびと」のような意味合いとは異なり、お香の匂いがする薄くて小さいものを手紙の中に添える「匂い袋」のことです。
文の香りと書き「文香」といいます。
お香のメーカーはそれどれに工夫をこらしたものを作っていますが、その中に一つをご紹介してみます。
最初にアップした文香の中身はこれになります。
ご覧になってお判りのように、春の季節の模様が5柄に花びらが数枚入っていて、お香の香りがほのかに・・・・・
この香りが付いた模様を手紙の中に添えるんですね~
手紙を受け取った方が封筒を開くと柔らかな香りが漂い、折り曲げてある手紙の中からは、四季の模様が・・・・・
送られた方の優しさが忍ばせてあるんですね~
手書き文字の手紙にも感激しますが、その中に文香が入っているとなると、その感激もひとしおです。
最近は何事にも合理的で、電話やメールで用件を済ませてしまいますが、相手に心を伝える使い方としては最高の心遣いだと私は思います。
遠く離れて暮す家族の関係に、又はお世話になった方に、「文香」というものを使い心のつながりを深めてみてはいかがでしょう・・・・・
ご紹介した「文香」は、4種類の日本の四季が用意されていて、お値段は¥1、680です。
そして次に紹介するのもお香の種類の一つになりますが、上品で心休まる生活の遊び方です。
お香というと一般的にはお線香のようなスティックやコーン型の物を燃やし、煙と共に香りが漂い、室内でその香りを楽しむものです。
紹介するのは、ワンランク上の香りの原料となる香木を使っての楽しみ方です。
伽羅(きゃら)・白檀(びゃくだん)・沈香(じんこう)という香りがする木を小さく切り刻んだものを、火の熱であぶり、香りがするというものです。
(このセットは練香(ねりこう)も含まれた4種類の商品です)
つまり、煙を出さないで天然の香りを楽しくことが出来ます。
使い方は練炭のような炭を香炉の中で燃やし熱を出し、その上に香木もしくは練香を置くだけで香りがするというスグレモノ。
先に紹介した香木と道具を使って、実際に香りを出しているとことです。
この香りが天然素材を生かした香りになります。(この写真では判りませんがね)
柔らかくて、優しい香りがして、これぞ「お香」という感じを満喫することができます。
香料が入った「お香」も心休まるものですが、ワンランク上の香木を使った楽しみ方もいいものですよ・・・・・
香りの真実が見えてくるような気がします。
お値段は香木のセットが¥3150 そらたきの道具が¥5、250になります。
ストレス社会の中での癒しのアイテムを2種類紹介させていただきました。
実はこの商品を昔から取り扱っていたのですが、お客様から珍しい品だけにもっと宣伝をしないといけないと言われましてね~
お客様に背中を押されて、今日のブログ記事にした次第です。
皆さんの生活に馴染みがないだけに、商品の魅力をお伝えする事が出来たでしょうか・・・・・
ネットで香りを届けられないのが残念です。
このように、日本の文化には皆さんが知らない和物が沢山あります。
そして、それが今の時代だからこそ、おしゃれに感じられるのではないでしょうか。
私はその事をお客様から教えられたような気がしています。
どうか参考にしてみて下さい。
ところで今晩の夕食は、下の子ども二人が友達と外食をするとのことで、長女とお寿司屋さんに行ってきました。
以前から娘が回転寿司ではないお寿司屋さんで、それもカウンターで握ってもらったお寿司を食べてみたいと言っていたもので、お世話になっているお客様の店へ・・・・・
食べ盛りの子どもを全員連れて行くと出費も多くなりますが、庶民派の私としては、ちょうどいい機会に恵まれました。
父と娘、肩を並べて食べたお寿司はいつもと違い美味しかったな~
一つ長女との約束を果たす事が出来ました。
次が誰と行こうかな~・・・・・