竺仙さんの浴衣地「奥州小紋」を着物としてコーディネート・そして北海道からのお客様

 今日は石川県和装振興会の総会がありまして戻ってくるのが遅くなってしまいました。
近況を綴る時間がないようなので、早速今日の投稿とさせていただきます。
季節の移り変わりと共に、初夏の装いを提案していますが、今日はその中から竺仙さんの浴衣を紹介してみます。
採り上げるのは綿素材の「奥州小紋」の浴衣地で、単衣の着物としても愛用していただける品です。
その持ち味を帯で引き出してみたのでご覧ください。
まずは奥州小紋を着物としてお召しになった場合のコーディネートから紹介してみます。
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初夏の外出着として、合わせてみたのは麻素材の羅(ら)の八寸名古屋帯。
着物地が模様で溢れ、藍色が際立つ着物だけに、白っぽい無地感の帯で装いのバランスを整えたものです。
この帯を入れたことで、着物がスッキリするでしょ・・・
帯には茶系のラインが入っていて、おしゃれな雰囲気も忘れていません。
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そして、このように帯〆帯揚げを合わせると、このように素敵な装いになるでしょ・・・
これに長襦袢と白足袋を加えれば、どこからみても初夏から盛夏の着物になります。
それではこの奥州小紋を浴衣として装いを整えてみましょう。
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それがこちらの装いです。
半巾のからむし織(麻100%)の帯を合わせたものですが、見た目にも涼しさが伝わってくるでしょ・・・
一枚の浴衣地が帯の合わせ方で装いの姿を変えるのが、竺仙さんの奥州小紋なんですね~
お値段は反物で64,800円と浴衣地としてはお高く感じるかもしれませんが、流行にも左右されることもなく、大人の魅力を秘めた品といえるでしょう・・・
是非参考にしてみてください。
ここまで記事を書くことができて少しホットしています。
今日の総会では、久しぶりに気の合う仲間と会うことができて嬉しくてね~
メンバー全員が苦楽を共にする戦友で楽しい時間をいただくことができました。
今日の投稿が残っていたもので、会食を終えて戻ってきたのですが、この投稿前にメールを開いてみると、なんと、北海道から店を訪ねたいという問い合わせが入っていて驚きました。
そのメールには、東京へ行く用事ができたので、足を延ばして5月23日に寄りたいとの内容でした。
北海道から私の店に来ていただけるなんて、こんな光栄なことはありません。
とてもお高い入場料を払って店まで来ていただけるのだから、それに似合った「おもてなし」をしなくてはなりません。
私ができる「おもてなし」となると、それは品揃えしかありませんし、何よりも、ガッカリさせることがあってはなりません。
まだ先のことなのに、今から心配しています。
何を目的とされているのか詳しいことをお電話で訪ねてみたいと思っていますが、私の店をご指名してくださって、こんな嬉しいことはありません。
何も見えない状態ではありますが、私の持っている引き出しを全て開けて、お迎えしたいと考えています。
「一期一会」
私に素敵な出会いを与えてくださって、感謝申し上げたいと思います。
これで今日を閉じることに致します。
お休みなさい。

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