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暖房が利いていなかった訳でもないのに、早朝の電車の中は寒かった。
琵琶湖近くから青空に変わることを知っている私は東側に席を取り身体を丸めうとうと・・・
敦賀駅を過ぎ滋賀県に入ると、鉛色の空がしだいに明るくなり太陽の日差しが顔を出し始めると、それまで眠っていた細胞が動き出すのが判りました。
この年になってこんなことをいうのも変ですが、私の想像を遥か越えたところにある太陽が光を運んでくるのは判るが、温かな熱まで運んでくることがとても不思議でなりません。
物心付いた頃から「太陽は暑い」ということを脳に刷りこまれていて、何の疑問も持たなかっただけに「自然の力って凄いな~」、そんなことを思いながら京都に入る私でした。
今年始めれの京都です。
いつもと変わりなく仕入れ先を廻るまいりましたが、取引先の数社は夏物の発表でした。
頭を切り替えなくてはなりませんが、寒さが邪魔をしてどうしても焦点が合わないんですね~
当然のことながら浴衣も並んでいました。
この夏物は来月見直しをすることにしましたが、私が一番欲しいのは明日売り場に出す即戦力です。
特にお正月グッズに変わる春商戦の和雑貨です。
しかし、目新しいものが見つかりません。
現在、私たちの業界は夏物を仕込んでいて、定番とされているお雛様や端午の節句関係か桜をモチーフにしたグッズばかり。
春物を充実する環境ではなく、毎月京都に足を運んでいる私にすれば鮮度がありません。
結局、店の春は見つかりませんでした。
となれば、やはり着物です。
ほんの僅か選んでまいりましたが、お客様に響く商品となるでしょうか・・・
心配です。
ということで今日の記事とさせていただきます。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






