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「雪が降り積もっているんだろうな~」、そんな予感がした深夜2時のこと、町内をブルドーザーが走っていましたが、朝起きてみてビックリ!
35㎝近く降り積もった感じで、この冬一番の積雪です。
3日続けての雪除けになりますが、ここまで降ると仕事になりません。割り切って雪除けの日にしました。
店のスタッフも手伝ってくれて、思いのほか早くに店の駐車場を確保することができましたが、雪が降ると余計な仕事が増えます。
これで峠は越えたことでしょう。平常どおりの店になるといいのだか・・・
それでは今日の投稿です。
こちらは石川県の婚礼道具とされている、加賀染の花嫁のれんです。
お客様のご注文品で模様は「花車」、約180㎝の巾のもので、仕立て上がったのれんを取りにお越しになられた際に写真を撮らせていただきました。
石川県には、婚礼の関わる奥ゆかしい文化があるでしょ・・・
最近は昔ほど「花嫁のれん」を作られる方が少なくなりましたが、こうして広げると幸せ家族の絆が見えてまいります。
ご注文先の娘さんは長女の幼馴染の大親友で、この春、能登半島の一画にある七尾市という町に嫁がれます。
この町の商店街は「花嫁のれん」で、町おこしをしていて、披露宴会場にもこの「花車」を提げられすそうです。
きっと、嫁ぎ先のご家族も胸を熱くされることでしょう。
ありがとうございました。
温かな家庭を創っていかれるよう二人で頑張ってください。
簡単ですが幸せを祈っております。
さて、寒さが身に染みる日が続いていますが、それだけに着物を着た時のことを考えると寒さの防御作として重ね着をしたいものです。
そんな時のことを考えると、羽織というものは大変便利ではないでしょうか。
というのは、羽織は道中も、はおっていることができますし、室内にいる時だって羽織を脱がなくていいんですね~
コートだと室内にいる時は脱がなくてはいけませんからね。
お若い方には難しいかもしれませんが、これが和装の決まり事です。
そこで、小紋着尺を使い、羽織をコーディネートしてみました。
黒地の着物に羽織の形を作って合わせもので、原形は小紋の着物なんですよ。
どうして小紋の着物から羽織を作るかというと、羽織丈(羽織の長さ)が長くなってきていることから、昔市場にあった羽尺という種類の反物がなくなって事が考えられます。
その理由としては、羽尺は着物の反物より約1/3短い、コートや羽織地の反物で、羽織丈が短かった時代には、羽尺でコートや羽織を作りました。
しかし長めの丈には対応が難しくなってきたことから、小紋のような着物地で誂える(あつらえる)ほうが、おしゃれを楽しくことができるんだな~
もう一度、羽織として提案した 小紋の着物地をご覧ください。
絞りの着物になって見えますが、すべて染めて仕上げた小紋で、色合いも含め羽織柄として対応できる品だと思います。
それに、先程の着物に合わせると違和感を持つことなくピッタリくるでしょ・・・
こいした合わせ方は、一歩踏み込んだおしゃれの提案でもあり、是非、参考にしてください。
それにしても今回のコーディネート、カッコいいな~
今日は三つの話題を書きましたが、お楽しみいただけでしょうか。
スラスラと記事を書ける日もあれば、記事を探し出すのに苦労する日もあります。
おそらく、雪除けで体力を使い、血の巡りがよくなったのかも・・・
先程、余計な仕事だと言いましたが、私の身体はパソコンより運動を求めているのかも・・・。
そう考えると無駄なもなんて、何一つないのかもしれませんね。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。