♥ 気持ちのいい天気が戻ってまいりました。
お出かけ日和かと思いますが、今日のような日にはこれから紹介する着物コーディネートが似合われるのではないでしょうか?
それがこちらのコーディネートです。
浅めで明るい縞柄の小紋に青空が広がる風景が鳩の模様から見える帯で、休暇を着物で遊ぶお出かけ着の装いです。
いろんなおしゃれの仕方がありますが、特別派手な色でもなく、奇抜な模様で組み合わせたものではありませんが、優しくて磨かれたおしゃれを感じづにはいられません。
素敵でしょ・・・
特に鳩の模様の帯が印象的かと思います。
幸せを象徴する帯でおしゃれを楽しむことができるなんて、街歩きするだけでワクワク感が天まで届くような気持ちになるかもしれませんね。
前にでる模様は帯〆に隠れてしまいましたが四つ葉のクローバーで帯揚げを手提げバッグのドット柄で合わせ、帯〆にはバッグの持ち手に色が似た紫をいれてみました。
そして草履の鼻緒には蘭の模様を刺繍したものを・・・
綺麗な色合いに、帯揚げのドット柄と鼻緒にほんの少し濁りを入れ、味のある大人を演出したつもりです。
お気にめしていただけたでしょうか?
では、それぞれのパーツごとに説明を加えてみたいと思います。
縞柄の小紋は秋の新作として準備したものですが、染めの着物でこれだけの太い縞はあまりないかもしれません。
ベースの色になっているレモン色が新しい感覚かと思いますが、両サイドを濁りいある紫系の色で派手さを抑え、縞が「よろけ縞」になっているところに柔らかさが生まれています。
素材の生地はシボのあるちりめん地で、生地が光らないところにも、この小紋の味を感じています。
そしてこちらの不思議な帯です。
先月の記事でこの帯のことを紹介していますが、解き放たれた解放感というか自由がこの帯にはあって、一目ぼれした商品です。
個人的に和装業界に古典柄に捉われない楽しい想像の世界があってもいいと考えていて、新しい着物愛好家を増やすためにも注目したい商品だと思っています。
紬の素材に太い刺繍糸で空を飛ぶ鳩の輪郭を描き、その中に青空と雲を染料で描き出した商品です。
帯揚げの全体像はこのようになっていて、ベースの色が白黒に別れ、その中にモスグリーンと紫のドット柄があって、着物に合わせて帯揚げの色の出し方を工夫して使うことができる品になっています。
そして数日前に紹介した高さ12cmの横長バッグで素材はすべてシルクを使用しています。
小紋の縞柄にあるレモン色と色が似たところがあって、このバッグを取り上げてみました。
最後にオーダーメイドの草履で、蘭の模様を刺繍した鼻緒とシルバーの草履台を組み合わせてみました。
以上が今回のコーディネートに使った品々でですが、面白さを感じていただけたでしょうか?
参考までに着物と帯、草履やバッグ、帯〆帯揚げのトータルコーディネート価格は589,480円となります。
参考になれば幸いです。
ところで、9月からパソコンのシステムを変更したのですが、ネット関係の基礎を知らないものでシステム変更に力を貸していただいた方に、恥をしのいで手取り足取り教えていただいている状態です。
その方に心労をお掛けしているかと思うと自分が情けなくなりますが、ようやく新しいシステムにも慣れ始め、もう一度、空を飛んでみたい気持ちになっています。
しかし、私にできることは限られていて、今だにブログに頼っている状態です。
ネットは店作りの根底を大きく変えるものに進化していて、上手に使いこなしていかなくてはならないと解ってはいても、次の段階に進めない自分。
そんな自分に力を貸してくださる人たちに感謝しないといけませんね。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。