2016年の課題・「安心が買える店を耕したい!」そのことを問いかける一年にしたいです

♥ 今日もお天気は良好で冬は何処へ行ってしまったのかと思わせる三が日ではなかったでしょうか?

DSC_0001htuuri2016nenn1gatu.JPG今日から店が動き始めました。

いつもなら初売りは4日からで、こだわりの振袖を紹介したくて、「一日限りの上質な振袖展」を開催してみましたが、誰も訪れる方がいなくて無駄な抵抗で終わってしまいました。

商売ってこんなものですが、今年も「何かが起きるかもしれない」と信じて、1%の望みに期待を膨らませて、この仕事と向き合ってみたいと考えているところです。

それにしても穏やかなお正月です。

家にこもっていられないのではないかと思いますが、初詣はどこも賑わっていたのではないでしょうか?

温暖化の影響なのか昨年も雪の少ない冬でしたが、ジワジワと日本の気候が変わり始めているのかもしれませんね。

この反動はいろんなところに現れてくのではないかと考えていますが、暮らしもビジネスも変化の中で生き延びれる知恵といったらいいのか、対応できる備えが必要ではないでしょうか?

身近ではスキー場やアパレル業界は暖冬で見込みが狂ったのではないかと思いますが、和装業界もライフスタイルの多様化で着物を欲しがらない人が沢山いることを感じております。

気候の変化とは別次元の価値観の変化かと捉えていますが、やせた土壌で呉服店として生きていこうと思うと、並外れた努力と信念がないと存続が難しくなっているのが実情です。

一方で着物に憧れを持っている若い年代層が存在していることも事実で、全国の観光地ではレンタル着物がもてはやされていることを聞かされいます。

着物を所有することと、着物を着て楽しむ人との土壌の違いを、どのように受け止めたらいいのかが悩ましいところではありますが、新しい需要を掘り起こす取り組みが課題とさせていることだけは確かです。

では、どうしたらいいのか?

私は着物を所有していらっしゃる着物初心者と呉服店との気軽な関係から新しい扉が開くのではないかと考えています。

コーディネートのアドバイスであったり、着物のお手入れや着付けのサポート、他にもお役に立つことができるサービスがあるかと思いますが、着物初心者に負担のかからないことから力になれるとしたら、それは安心を買っていたくことに繋がるのではないでしょうか?

面倒なことかもしれませんが、この点を抑えて地域の方々に理解を深めていただくための販促を考えてみたいと思っています。

DSC_0005kotosinomokuhilyou2016nenn.JPGそんな想いがあって、今年の目標を掲げてみました。

「着物愛好家を増やすためにも 初心者に優しい店を耕すことが先。

何が足りないのかを問いかける一年にしたい。」

具体的な行動を起こし、この店に必要とされることを探し出してみたいと考えています。

何をやるにしても現実は甘くありませんが、覚悟を決めて私流のやり方で2016年をスタートしてみます。

それではこれにて・・・

お休みなさい。

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