今日は春が来たかのような青い空がどこまでも続いて、優しいおてんとうさんを久しぶりに見たような気が致します。
なので気持ちが晴々しました。
あいにく店は一人だったもので外出は出来ませんでしたが、店内に差し込む柔らかな陽ざしに癒された気がします。
しかし春はまだまだです。
待ちこがれるところもありまして、シンプルで春を感じさせるコーディネートを紹介させていただきます。
それがこちらです。
以前にも紹介させていただいた刺繍柄の帯ですが、この帯が、いよいよ私の出番が来たと語り掛けるものがありまして、地紋が浮き上がる紫系に色無地に合わせてみました。
言葉を加えなくても、春を感じていただけるのではないでしょうか?
シンプルな装いですが惹かれるものがあるでしょ・・・
品があって、遊び心も忘れていないおしゃれ感にうっとりさせられるものがありますが、控えめな装いだけに入卒用の着物としても着こなせることでしょう。
このようなコーディネートに抵抗感を感じられている方もいらっしゃるでしょうが、自分が好きなんですね~
着物が脇役となり、帯で格を上げたり、おしゃれ感のある帯でカジュアルな雰囲気を作り出したり、時には季節感のある帯で日本の四季に溶け込んだコーディネートが・・・
その時々の着物を着るシーンに何を表現したいのか?
格式なのか、おしゃれ感なのか、気楽さなのか・・・
中には家族の絆という方もいらっるでしょうが、お客様の想いをくみとり、コーディネートを組み立てる面白さがあるから着物に取りつかれているのでしょう。
そして、4月の卯月展には刺しゅうの着物や帯を紹介してみたいと考えています。
その会で刺しゅう作家の森康次さんのお力沿いをいただくことができたもので、刺しゅう体験を組み入れてみたいと思っているところですが、会を開くまでに越えなくてはならないハードルがいくつもあってボヤボヤしていられません。
取りあえずは、刺しゅう体験に使ってみたい刺しゅう半衿の見本を作ることから始めてみたいと思っていますが、4月の会で何ができるのかを真剣に考えてみて、一つひとつ、皆さんにご報告させていただきたいと思っているところです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。