来客が少ないのに、なぜか忙しくしています。
これも結城紬展が控えているからでしょうが、気持ばかりが空回りしているのかもしれません。
そして今日は新しい商品が入荷していることもありまして模様替えをしていました。
お客様があってなかなか進みませんでしたが、店内は一足早いお正月モードって感じかな~
そして今日は12月の話題になるかもしれません。
まずはこの画像から・・・
石下結城紬の着物に合わせた帯に魅力を感じていただけるのではないでしょうか?
流れ星が流れる夜空をラクダに乗った3人の人物が描き出されていますが、これは「東方の三博士」(とうほうのさんはかせ)という新約聖書に登場し、イエス・キリストの誕生時にやってきてこれを拝んだとされる人物だそうです。
「どうしてこの帯が?」。そんな疑問にお応えできればと思ってもう少し解説を加えてみます、
聖書によると、東方で星を見てイエス・キリストの誕生を知った3人の博士(カスパール、メルキオール、バルタザール)は、西方に輝く星に導かれてベツレヘム(イエス誕生の地)に向かいました。
祝福を述べるために東方から来た3人の博士は、幼子イエスを拝み、黄金、乳香(香料)、没薬(もつやく/医薬品)を贈り物として献げました。
つまり「クリスマスの帯」なんですね~
随分前から和装業界でクリフマスに関連した商品が作られていますが、多くがサンタやもみの木など、決まりきった図案が多い中で、この帯は一味違った帯と言えます。
この語りがなければ、誰もクリスマスの帯だと気づかないのかもしれませんが、それが返って大人の魅力を引き出し、クリスマスにこだわらなくても締めていただけるのではないでしょうか?
地色は黒に近い焦げ茶で、小紋や紬などのあっさりした着物に合わせると、帯が映えることでしょう・・・
そして腹には流れ星が一つ。
このシンプルさが、おしゃれ感を広げているのではないでしょうか?
私の好みで帯〆と帯揚げの色を加えてみましたが、結城紬にこのような帯を合わせると趣が変わりますよね~
結城紬展ではこのような提案もしてみたいと考えていますが、今日はクリスマスの帯を紹介したくて記事にしてみました。
どうか参考にされてみて下さい。
毎日映像を撮りこんでブログ記事を書くことは、気力がないと続けられるものではありません。
投げ出したい日もあれば、記事を書く時間がない日もありますが、この店の存在を知っていただけるものになればと思って一日も欠かさず投稿しています。
それは自分との闘いでもありますが、こうして続けていると、お顔を見たことのない方から電話やメールが入ってきたりして、不思議な出会いをいただくことがありましてね~
そのことで元気をいただいていますが、初めて海外から私の店に寄りたいとのメールが入りましてね~
その日が明後日の9日の日です。
そのことを知って慌てていますが、ブログを続けていたからこのような出会いをいただけたのでしょう。
日が近づくにつれて、お幾つくらいの方なんだろうとか、満足していただける機会になるのだろうかとか、期待と不安が入り乱れていますが、心を尽くしてみたいと思っています。
このようなことがあるから、ブログを続けてこられたのかもしれません。
簡単なことではありませんが、いろんな方との出会いを増やせるように、これからも努力しないといけませんね。
それではこれにて・・・
お休みなさい。