随分前のことですが、このブログを見て力をいただいている御礼だと、県外から私の店にちりめん細工を届けてくださった方がいらっしゃいます。
それは大きめな茶封筒中に、お細工物とお手紙が添えられた温かな気持ちが詰まった出会いでした。
お一人で暮らしていらっしゃる女性の方で、体調を悪くされたときに、娘さんが買ってくれたパソコンで検索していたら、私の店の存在を知られたそうで、以来、一日の終わりに記事を読むことを楽しみにしていることが添えられていたお手紙に書いてありました。
お分けいただいたちりめん細工は、その季節が来ると飾らせていただいていますが、その後も何の前触れもなく度々店に届けられ、或るとき新米のお米も届けてくださいましてね~
そんなご縁をいただきながら、充分なお返しもすることなく ただただ恐縮している次第です。
そして今日、その方から茶封筒が届いていましてね~
封を開けてみると可愛いカニさんと小さな貝がらが入っていました。
それを目にしたとき、玉手箱のような温もりを感じるものがありましてね~
「まだ僕のブログを見てくれているんだ~」
お顔を拝見したこともないのに、懐かしさがこみあげるものでした。
その中にお手紙も添えてありました。
そこには、ブログを見て力をいただいていることや、喫茶ふくしまに役立てて欲しいことや、私の好きなマージャンなども書かれていて、殺伐とした日々に押しつぶされていた心が膨らむ、足長おばさんが届けてくれた贈り物だったのです。
その贈り物を写真に撮ってみました。
夏を彩る5匹の真っ赤なカニさんです。
今にも動きそうで、可愛いでしょ・・・
私の心も赤く染まりましたが、とても気に入りました。
喫茶ふくしまに飾らせていただきます。
現在私は戦場で戦っている戦士になっていて、大切なものを忘れかけていたかもしれません。
奥様のような人に出逢えたことを喜びとし、その喜びを他の人にも分けられる人にならないといけませんね・・・
元気をいただくことができました。
本当にありがとうござます。
違うアングルで撮った映像ですが、収めた写真の中からホームページに使えないかと思っているところです。
いつしか撮影に夢中になる私でした。
どうかお体をご自愛されて、お好きな細工物がいつまでも作られることを遠くから願っております。
では、これで今日を閉じることと致します。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






