昨夜は我が家に家族全員が集まって、ささやかなハロウィンパーティを開くことができました。
予想していたとおり、座る場所を確保するのが難しい状態で、婿さんや嫁に加えて孫も増え、大家族になったことを実感させられています。
妻がいたならどれだけ喜んでいたことでしょう。
家族が集まり交流が持てるって幸せなことです。
お酒も入って大いに盛り上がった夜でしたが、私がお酒に弱いものでパーティが終ることにはギブアップ。
疲れていたこともあったのでしょう。
孫のパワーに負けていましたが、家族が一つになる時間を過ごすことができて満足させられました。
企画を立ててくれた娘たちに感謝しないといけませんね。
話題は替わりますが、ここ数日、仕入れ先の担当者が店に寄ってくれていましたが、明るい話題を聞くことができません。
そして時代が変わったと口ずさんで返っていかれます。
それは消費者の着物に対する価値観が変わったことを意味している訳ですが、物が売れていかないから新しいものが作れないという悪循環が繰り返されていて、家族で物作りしている先が高齢化と注文の激減で廃業している先が目に付くそうです。
或る仕入れが、全盛期に30件近くあった職先が、1/3が廃業や倒産などで取引ができなくなったことをボヤいていました。
この流れが止まらないと、いいものが作れなくなる時代が来るのではないかと思っています。
末端の消費者となる着物愛好家には信じられない話かもしれませんが、これが業界の裏話です。
残れら呉服店として着物が手にできる人を増やしていかなくてはならないと考えていますが、その前に、着物が解る人を増やしていかなくてはなりません。
険しい道ですが、信頼できる商品が扱える店であるためにも、仕入れ先とのコミュニケーションを深めて頑張らないといけないと思っています。
このコーディネートは結城紬に絞り染めの帯で組み合わせたものです。
中高年の装いですが、とれもおしゃれな着こなしだとは思いませんか?
淡い色合いの着物地に力のある色で帯を合わせるコーディネート法で、帯地に表情があってステキでしょ・・・
ちりめん地に絞りを加えて染めた帯なんですよ。
光を吸収する結城紬に相性のいいちりめん地の帯だと思っていますが、皆さんにはどのように映ったでしょうか?
言葉が足りませんが帯の魅力を伝えたくて紹介してみました。
それではこれにて・・・
お休みなさい。