次女の同級生が結婚式の披露宴を振袖で出席したいとのことで、着物の着付けをさせていただことから今日が始まりましたが、その着物姿を見に来た娘が二人の子供を連れて店に来ていましてね~
賑やかで、孫に振り回された感がありましたが、着付けが終ってからも孫たちがしばらく店にいまして、その間にもお客様がお越しになられていたもので時間の過ぎるのが早く感じた一日でした。
また、メールや電話で商品の問い合わせが増えて来まして、ようやく私に店にも春の訪れが来たことを感じ始めているこの頃です。
さて、桜の開花が待たれる頃となりましたが、足元もよくなって、着物を着ようと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
店にも着物姿で訪れてくださる方が増えていまして、着物屋としては嬉しく思う次第です。
そこで花見シーズンを前にして、大人の装いをコーディネートしてみたのでご覧ください。
こちらの着物は白っぽい銀ネズ色の極細の玉糸で織った上田紬を梔子(きちなし)と藍で桜柄を染めた小紋になります。
桜柄を意識する着物ではないかもしれませんが、色合いからしても春から初夏に向けての着物かと考えていまして、この着物に面白味を加えてみたくて、笹柄を刺繍した名古屋帯でコーディネートしてみました。
小模様の優しい着物に力のある帯が加わったことで、その装いは大人の味を引き出すものになり、帯のモダンさも手伝って、おしゃれ感の増すものになったのではないでしょうか?
次に帯〆帯揚げを加えてみたいと思いますが、ありきたりの品では大人の味が壊れてしまいます。
そこで帯揚げには新緑の色をした緑の絞り染めの品で色を起たせて、深緑に白を加えた帯〆でおしゃれを演出してみました。
小模様の着物に腹に現れるワンポイントの笹柄が引き立って大人って感じがしませんか?
好みが別れるところがあるかもしれませんが、帯〆帯揚げの色の使い方で雰囲気が変わることを頭に留めておいていただけたらと思います。
花見時期にこのような装いでお出かけされたら、なにげないおしゃれ感に心も踊ることでしょう。
今日は仕事を少し残しているもので、簡単な記事になりましたがこれで終わることと致します。
では、お休みなさい。