朝から暑さを感じさせられる日で、今年初めて店内に冷房が入った二日目の御召展でした。
今日はお客様で賑わう時間帯があり、閉店間際まで気ぜわしくしていまして、昨日よりも成果を生み出すことができたのではないかと思っているところです。
遠くから足をお運びいただいたお客様もいらっしゃって心より感謝したいと思っております。
さて今日は初夏の暑さになったことでもあり、単衣時期から盛夏にかけての御召をコーディネートしてみたのでご覧ください。
今回の曽根武勇氏の作品の中から取り出したのは、オフホワイト系をベースにベージュ系の糸でボカシを作り出した格子柄の単衣物で、その着物に櫛織の袋帯を合わせブリー系の帯〆でコーディネートしたものです。
昨夜録画してあった、NHKの番組・プロフェッショナルが銀座のママさんを採り上げていまして、その着物を見て刺激されるものがありましてね~
暑さも手伝って、このような組み合わせをしまいましたが、女性を輝かせる小粋さがあるのではないかと思っています。
着物は格子になる四角い面が紗織になっていまして、シャリ感があって通気性の良い着物です。
着物の奥からかすかに見える画像は、ディスプレーに使っている備品で、着物の透明度がお分かりいただけるかと思います。
そしてこちらが全体像を写し出した画像になります。
見難いかもしれませんが、着物がオフホワイトとベージュのグラデーションになっていまして、肩山と裾をベージュの色を濃くした織物の着物なんですよ・・・
そのボカシ方は訪問着のように作られていまして、曽根氏の技が見事に表現された御召ではないかと思っております。
一言でいうならカッコいい着物で、都会派好みの装いかと思っている私です。
こちらの着物は、今日のような暑さを感じる日にも着ていただけるもので、真夏にも対応できる質感を備えていて涼し気でしょう。
染め物では表現できない味わいがあって、他にはない着物ではないかと思っております。
是非参考にされてみて下さい。
ところで、北陸中日新聞社に、今回の御召展を記事として取り上げていただくことができました。
その記事が今朝の朝刊に載っていて、とても嬉しかったです。
ありがとうございました。
投稿時間が遅くなり、加えてお腹もペコペコで書きたいことを十分に書き込むことができませんでした。
簡単な記事になってしまいましたが、今日はこれで店じまいとさせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。