明日はこの地域の成人式の日です。
お母さんはお客様の振袖の着付けの下準備が店を閉めてからも続き、
いつもの店の空気とは違い少し疲れました。
ようやく気持ちを静めパソコンを開いたのですが、今度は外の雨風が気になっている私です。
雪が積もらないでくれるといいのだが・・・・・・・
昨日このパソコンに男性からのメールが入っていました。
内容は男物のアンサンブル (着物と羽織) の相談です。
もう少し具体的な内容を知りたいのですが、その方のアドレスが無くこのブログにて概略を説明したいと思います。
男物の着物は一般的にウール素材とシルク素材があります。
ウール素材はシルク素材と比較してリーズナブルな価格でご準備できます。
それは素材がウールであることと裏地を付けない単衣仕立てになるからです。
しかしそれだけでは着物は着れません、着物の下に着る長じゅばんというものが必要になります。
そして帯に羽織紐などの小物です。
ウール素材で一式お仕立てを加えると10万円近くかかりますが、
この金額は一つの目安で、商品の質によって前後します。
シルク素材はこの時期であれば着物・羽織・長じゅばんに裏地を付けて仕立てます。
そうなるとウール一式の金額より倍近くの金額が必要となります。
シルクアンサンブルの生地だけで5,6万円から数十万の商品がありますので、お客様のご予算を聞かせて頂くと、そのラインの商品を中心により具体的にご説明できるのですが・・・・・・・
そして、着物には大きく分けて二つの商品があります。
それは、お安く作ることを重要視した商品と、物作りにこだわった商品です。
見た目は同じように見えても手に触れたり仕上がて着てみると、その違いが
解かります。
それだけにお客様とのコミュニケーションが大切になります。
何も知らないで求めて、後に後悔してもらっては嫌ですからね・・・・・・
私は知らない物を選ぶときには、そのお店に方に飲食店の場合は人気メニューは何ですかと尋ね、商品であれば薦めていただいた品のデメリットを尋ね、参考にしています。
どうか着物に関心のある初心者の方は聞く耳を持って尋ねられると良いと思いますよ・・・・・・・・
とても長い説明になってしまいました。
どうかご参考にして頂ければ幸いせす。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






