北陸地方も梅雨入りとなり、午後からの本降りにうっとおしさを覚えています。
どんよりした日が続くかと思うと気が重たくなりますが、雨にも負けず、蒸し暑さにも負けず頑張ろうとしているのが我が店です。
【店内模様替え】

気持を切替える意味で昨日から店内の模様替えを始めました。
ウィンドーも替えて、”今からこれから”という夏の勢いを車で行き交う人たちに見ていただかなくてはなりません。
と言いながらも店の商品を使ってのインパクト表現は難しく、まめにウィンドーを替えていることを見届けていただけたらそれでいいのかもしれない。
人が歩く立地だったら、夏の風情を演出してお客様を誘導することを考えたいのですが、それができない国道沿いの店だけに、ウィンドーの組み立て方に頭を悩まします。
今年のゆかた商戦の前半戦が終り、これから中盤戦に入ろうとしているのではないでしょうか。
ゆかた商戦の流れをそのように捉えていて、前半戦を振り返ると昨年よりも手応えを感じています。
100%反物から誂えるというもので、多くの人が帯も合わせて準備いただいているケースが目に付きます。
他店の動きも知りたくて、今月の京都出張の折りに、人が密集する場所にあるデパートの呉服売場を覗いてみると、呉服売場の正面に既製品のゆかたがラックに提げられてありましたが、反物のゆかたが見当たりません。
奥の売場に足を踏み入れると、小さなしゅもく数点提げられてましたが、反物のゆかたを品揃えしているという雰囲気ではなくて、反物の品数が当店の方が勝っていたことに驚きがありました、
勝手な想像ですが、ゆかたのイベントなどがあると反物が集まるという状況になっているのかもしれません。
たまたまだったのかもしれないが、お粗末な品揃えであることに衝撃を受けた次第です。
ゆかたを作る先が少なくなっていることと関係しているのかもしれないが、既製品のゆかたがゆかたになってしまっていることにやるせない気持になります。
世の中の流れに逆行している店なのかもしれないが、前半戦の動きを見ていると自分に体型に合った寸法で作りたいと思っている人が多い感じがします。
ゆかた一つ取っても 何が正解なのか分かりませんが、店主が信じていることを店内で反映させることが、オンリーワンの店作りに繋がっていくのでしょう。
今日から7月の中旬頃までを中盤戦と捉えていますが、ここをどう盛り上げて行くかが課題です。
SNSの力を借りながら、品数が豊富な間に準備されることをいろんな角度から呟いてまいりたいと思っているところです。
当店は溢れんばかりに反物ゆかたを多く揃えているので、いつでも覗いてみてください。
【竺仙の綿絽浴衣/朝顔の柄を博多織粗紗の半幅帯でコーディネート】

その中の一つとして竺仙さんから出されている綿絽浴衣を西村織物の粗紗単衣帯でコーディネートしたものをここにアップさせていただきました。
濃紺の中に大きく浮かび上がる大輪の朝顔の切れ味を感じています。
模様の個性を生かす意味で、模様が入らない黄色と白のグラデーションの単衣帯で纏めました。
この帯のグラデーションが涼しさを呼び込んでいて、単純な朝顔柄のゆかたではありますが着姿のインパクトは他のゆかたに負けな力強さがあります。
加えて綿絽浴衣地になっているので、通気性が良いことが強みといえるゆかたです。
夏のお盆をこのようなゆかたで過ごしていただけたら、間違いなく夏の風情というものに出会えることでしょう。
心が動くことがあれば早めに連絡ください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。