浴衣から夏の着物へと変化する帯の合わせ方

 

店のブログを見ていただいているお客様から、浴衣が着物としても着れる着物柄の見分け方が判らないとの相談を頂きました。

四六時中きものに触れている私には、普通のことであっても消費者には呑み込めないのが着物の世界、率直な感想を聞かせてもらい、とても参考になりました。

 

そこで今日は浴衣が帯を変えることで着姿のグレードが変わる様子を写真で紹介してみます。

益々こんがるかもしれませんが、目で見た感性でご理解ください。

 

今日の記事に登場する浴衣は板締めという絞りかたで染めた 綿70%・麻30%の紅梅浴衣。

細い糸の中に太い糸が格子状に織り込んである こだわりの生地素材です。

 

浴衣の種類の中では高額品で、お値段はオーダーメイド仕立てを加えると9万円近くするものです。

 

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この浴衣に本筑の半巾 (ほんちくのはんはば) の浴衣帯を合わせてみました。

お値段は ¥16,800 の品でシルク素材です。

 

花火大会や夏祭りなどにお出かけになれる、浴衣らしい軽い雰囲気に収めることが出来ます。

 

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次に、この浴衣の着こなしのグレードを少し上げてみました。

合わせた帯は、紗献上 (しゃけんじょう) の名古屋帯。

 

この着こなしになると夏の帯締め・帯揚げが必要になりますし、浴衣の下には長襦袢を着ることになります。

衿に半衿を出すことで夏の着物になるんですよ・・・・・・

 

このような着こなしは、夏祭りを楽しんだ後に懐石料理を食べに行くとか、浴衣茶会に出られる時などにふさわしい装いだと思います。

白地の紗献上のお値段は、帯のお仕立て代を加えると ¥48,000  程の金額になります。

 

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そして、このようなシルクの染め帯を合わせると、夏のオシャレ着になるんですよ。

合わせた帯は単衣から盛夏に締めることが出来る浴衣の素材の織り方と良く似た商品です。

 

何処から見ても着物らしいきものになるでしょ・・・・・・

着姿にも表情が表れて楽しさが増すコーディネートと言えるのではないかな~

この帯は、お仕立てを加えると15万円代の価格になります。

 

お客様の問いかけとは論点が違うかもしれませんが、量販店に並んでいるゆかたですと このようなコーディネートはおそらく出来ないと思います。

 

このような浴衣こそが、深みと味を兼ね備えた着物で、流行に左右されない大人の浴衣だと思うのですが・・・・・・・

皆さんはどのように感じ取っていただけたでしょうか。

 

言葉で伝えにくいところがあるだけに、着物雑誌やきもの専門店を覗いて感性を磨くことでなんとなく判り始めるように思いますよ・・・・・

 

どうか参考にしてみて下さい。

(参考になったかな~・・・少々疑問です)      

 

今日もこのような種類の浴衣をお客様が選んでくださいました。

こだわりの浴衣選びは、どうかお早めに・・・・・・・

 

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