先月、私のブログを見てきもの再生の相談にお越しになられたお客様のお羽織です。
タンスの中に長年眠っていたそうで、この羽織を名古屋帯に作り替えれるものなら再生をお願いしたいとのことでした。
拝見してみると、刺しゅうで薔薇を模様にした 「黒の絵羽織」 。
最近はまったく目にすることのないタイプの絵羽織ですが、黒地にワイン色の薔薇の模様がとても素敵です。
仕事の手順をご説明した後に、加工の見積もりをさせて頂、仕事に取り掛かることになりました。
そして今日、新しく生まれ変わった名古屋帯が仕立上りました。
この写真が、ご相談を頂いた名古屋帯です。
薔薇が2つ上下に並んだところが、帯を締めた時の背中の部分になるお太鼓で、右側の薔薇は正面に出るお腹の模様になります。
とてもレトロな帯に仕上がり、元が羽織だったとは誰も気付かないと思いますね~
この再生費用は、帯の仕立も加え ¥18,000 程です。
どうか参考にしてください。
今日、娘と義理の妹が店に遊びに来ました。
店の奥は女性4人になり大騒ぎ。
いつまでたっても話が尽きないようで、時間が空いているのなら仕事を手伝って欲しいと頼むと一つ返事。
「いいよ・・・・・・」
手伝ってもらったのは、夏の売り場の演出です。
平たく言えば紙を使った工作ですが、浴衣商戦に向け若い人のアイディアを店の演出に取り入れてみたいと考えお願いしてみました。
それにアメリカに帰る妹の足跡を店に残したいという思いもあってのことです。
そして仕事が始まりました。
楽しいオシャベリが店内を明るくしてくれ、笑い声が店に活気を呼び込みます。
呑み込みの速さ、手際の良さに驚くと同時に、期待していた以上の仕事をしてくれて感謝です。
ありがとう・・・・・・・
彼女たちの作品は、もう少し暑くなったから店頭に出して夏を演出してみる予定です。