久し振りにまとまった雨が振り、草木が嬉しそう・・・・・・
そんな日曜日、店は猫展をしていることもあり、朝からお客様をお待ちしていたのですが、平日より来客が少なく大型店に負けてしまったところがあるようです。
本当に日曜日が弱い店ですが、それでも普段とは違う珍客に心躍らす日でもありました。
2件ばかりそのお客様のことを書いてみようと思います。
まず一件目はOL風の女性3人組で、初めてお目にかかる人たちでした。
売り場の商品を見始めたもので簡単な説明をしょうと話かけると、その中の一人が、以前にこの店に寄ったとき女性の店員さんが接客してくれて、個性的な商品の品揃えに心引かれるものがあったというのです。
(その店員はお母さんのようです)
お話を聞くと、3姉妹で皆がきもの好きで、成人式を前にした妹さんが人とは違う振袖を探しているというのです。
それも自分で買うようなことをおっしゃっていました。
浴衣ならまだしも、その相談に驚く私でしたが、ご予算を聞いてみると振袖だけで30万までとのこと。
帯とか長襦袢はお母さんの振袖に合わせていた品を利用したいとのことでした。
あいにく充分な品揃えをしていなかったこともあり、お話を聞くだけになりましたが、個性的なコーディネートのことを考えると時間のかかりそうな相談でもありました。
日を改めて来たいと言っていましたが、3姉妹での振袖の相談とは実に珍しいケースでした。
2件目は、男女で尋ねてくださった新規のお客様。
ご相談を頂いたのは身長が193・4cmある若い男性で、下駄を探しているというのです。
グッドタイミングとばかりに大き目の下駄LL寸のオーダーメイドを紹介したのですが、それがなんと足のサイズが30cmという大男。
規制の下駄では対応が出来ません。
それどころか市場には紹介させて頂いた大きさ以上の下駄がありません。
そこで、雪駄 (せった) ならば30cmサイズの大きさをオーダーメイドするこが出来ることをお話をし、見本の素材と鼻緒を準備することを提案すると、
その男性は、住まいが神奈川県なものですぐにはこれないというのです。
足のサイズも驚きましたが、どおしてそんな遠い所から・・・・・・・・
石川県に来る用事があり、県内に在住の女性の方が私の店まで連れて来てくれたのです。
なんと光栄なことでしょう。
しかし願いを叶えて差し上げることができません。
すると、また石川県に来る用事があるもので、その時には事前に電話を入れて寄せて頂きたいとのことでした。
名刺を差し出すと丁寧に受け取る男性の姿がとても印象的でした。
他にも、もう一件珍しい相談がありましたが、皆さんが関東方面にお住まいの方か、以前に住んでいた人ばかりで、珍しい訪問者に感激する一日でした。
今まで県外でのショッピングは遠いものだと考えていましたが、お若い人たちには距離は関係ないんでしょうかね~・・・・・・・・
そてにしても、田舎町の小さな店に足を運んでくださるなんて有難いですね~
感謝しないといけませんね。
最後になりましたが、最初に登場した写真は古布ちりめんで作ったネコのストラップです。
白いネコには、ほのかなピンク色のほほ紅が・・・・・・
黒ネコの目は黄色で・・・・・
そして赤い洋服を着たネコは小さなボールで遊んでいるみたいです。
三匹のネコが下駄の上で遊んでいる姿を写真に納めてみました。
3点ともお値段は¥840のお品です。