「季節という会社」の制服になっている着物の常識

 

小雨交じりの夜の気温は20度そこそみたいで、急激に気温が下がり秋らしい日になりました。

肌寒さを感じます。

 

しばらく間、案内状作りに時間を取られ、店の機能が止まってしまっていて残務整理に追われる一日でした。

本当に不器用な自分が嫌になります。

 

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この時期は季節的にいっても単衣の着物になりますが、今日みたいに体感温度が低いと袷の着物でもよろしいのでは・・・・・

 

着物の世界はいつしか特別な衣類のようになってしまっていて、着心地より季節に合った着物の着こなし方が優先しているとことがあるんですね~

 

無理もありません

 

普通の人が着物を着てみようと思ったら、季節に応じた着物を事前に選び準備しておかないといけませんからね。

洋服のように、その日の気候によって臨機応変に対応できる自分らしい着こなし方ができるようになるといいですが・・・・

 

そのようなことを時折考えてしまいます。

 

私の理想は体感温度で着物を選ぶ着こなし方です。

だって着物は「季節という会社」の制服ではないんですからね~

お金を出して手に入れた、着物という衣類を自由に着て欲しいものです。

 

電話などでの問い合わせで、○月○日に着物を着たいのですが、袷を着たら良いか単衣にしたらいいか教えて欲しいとの相談を頂くことがあります。

そのような場合、ほとんどの人が知りたがっていることは恥をかかない着こなし方で、専門家のお墨付きを欲しがっているんですね~

 

卒の無い受け答えをしていますが、本音は心地よさを優先して欲しいと考えている私です。

そこには、着物を知らない人と多少着物を知っている方との話し方を使い分けなくてはならない着物の世界があります。

 

どっちが正しいんでしょうかね~

 

ところでアップした写真は季節を問わない袷物の小紋です。

ミセスの着物をイメージして染め帯を合わせてみました。

 

お茶席などにお召しになられると素敵だと思います。

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