「おくりびと」を観て清々しい気持になりました


 

 

映画界で話題になっている「おくりびと」が、近くの映画館で夜の9時半から上映をしていることを知り、昨夜観てまいりました。

 

日曜日の夜ともなると、席がガラガラだと思っていたのですが、意外と多くて驚きました。

米国アカデミー賞外国語映画部門で受賞したことで、私のように興味を持った方が観に来ていたのだと思います。

 

メディアなどである程度のストーリーはご存知だと思いますが、都会でオーケストラのチェロ奏者だった本木雅弘が解散を切欠に追いかけていた夢を諦め、妻を演じる広末涼子と共に故郷に戻るところから物語が始まるのです。

 

ここまでは誰でもありがちな話。

それからが面白いんですね~

 

新たな仕事を探し、たまたま出会ったが納棺師(のうかんし)、その仕事を妻に打ち明けられず、戸惑いを感じながら、納棺師という仕事を通して夫婦や家族の愛を問いかけるユーモラスで心温まる作品でした。

 

納棺師の所作の美しさは評判どおりでしたが、本木雅弘の雇い主の演じる山崎努さんの演技が、かっこ良くて、飾らない人間の魅力に心が惹かれましたね~

 

それともう一つ、この物語は何処にも転がっている「石」が、人の心を伝える「石文」と言うもので家族の絆を表現しています。

これが感動的でしたね~

 

これまで気にも止めなかった日本文化の素晴らしさ、そしてなによりエゴイズムが人の心を見失っている社会を問い正すものでした。

 

この映画が終わったのが日が変わる10分ほど前、清々しい気持で映画館を後にする事ができました。

 

まだこの「おくりびと」を観ていない人は、是非映画館で観ておくとよろしいのでは・・・・・

世界が良い作品だと評価する意味が解りますよ。

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ところで、これらの着物は「店で使えるものがあれば利用してもらいたい」と言って、いらなくなった着物や羽織、帯、長襦袢をお客様が持ち込まれたものです。

 

ちりめん細工に使えそうな品は残し、後は処分する事のしました。

その数20点近く。

 

リサイクルショップへ持っていったのですが、なんとその金額は3、500円・・・・・。

その事を聞いて驚きました。

 

エコ社会とはいえ、いい事なのか悪い事なのか複雑な気持にさせられました。

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