店の閉店後、地元の商工会で商業に関わる経営者の会議がありました。
地域に根付いた家業店が主で新しい街作りが出来ないかという難しい話です。
昨年から私もこの会議に参加することになったのですが、何かが違うような気がしてなりません。
私の店は地域の商店街から数キロ外れた所で、車は通っても人が歩く立地で店作りをしているわけではありません。
従って街の商店街と足並みを揃えてイベントをするといってことがあまりありません。
私の店が何かイベントをしょうと思ったら、自ら企画を考え、掛かる経費も私の店が出さなと誰も助けてはくれないんですね~
ある面では気楽ですが、いつもお客様がこの店に尋ねて下さることを工夫しながら、事にあたっています。
ところが商店街というものは、チョト違うんですね~
行政から守られているところがあって、補助金とか助成金とかを活用し、街の活性化を図ることが出来る特典があるんですね~
誠に羨ましい限りです。
今日もこの会議に主席させて頂いていて感じたことですが、イベントをすれば人が集まり、その人の流れが、個々の店にお客様が来店して商売に繋がると考えているんですね~
決して間違った考え方ではありませんが、どうも他力本願の商売のように思えて・・・・・
仮にそのような考え方で、行政のお金を使うとするならば無駄遣いではないかと思ってしまいます。
成熟した社会の中で、人が集まれば物が売れるという時代ではありません。
商店街は、個々の企業努力をしてお客様を集まる集合体。
経営者はそのことに気付き始めているようですが、何をどうしたらよいか判らないのが今の現状のようです。
これまで空を飛べた鳥が、環境の変化に戸惑い、飛べない鳥になってしまったのでしょうかね~・・・・・
考えさせられてしまいました。
私も遠からずそのようなところがありますが、お客様の心を掴むということは、本当に難しいものがあるものです。