風情が宿る町「ほうらい祭り」・2009年

心配していた天気も朝から晴れ、気持ちのいい日になりました。

今日は旧鶴来町のお祭りです。

 

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そして、今年の中秋の名月の日でもあります。

 

夕方6時過ぎに店の前から取った写真ですが、騒がしい世界をまったく知らないかのように穏やかな表情で月が空の中に浮かんでいます。

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私は十五夜を見届けた後に、数キロ奥で熱気が高まっているであろう「ほうらい祭り」を見てくる事に・・・・・

 

店はお祭りの舞台から数キロ離れていることもあり、少し早めに店を閉めて

 

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露天商が並び、その間を10代の少年少女のイベントが繰り広げているかのごとく、若者のグルーブでにぎわいをみせていました。

 

その場を離れると静かな街並みが並び、家の前のは柔らかな光を放つ提灯が・・・・・

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風情豊かな田舎の夜の風景です。

人がドット押し寄せている訳ではなし、かと言って人は少ないこともなく、なんと居心地のいい平和な街でしょう・・・・・

 

道なりの奥に入ると

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見せてみました。

先頭に立つ大きな造り物が・・・・・

 

その両脇にはご町内の人や私みたいなギャラリーの人だかり。

しばらくその活気に包まれ店に戻る私でした。

 

私はこの地で育っていない事もあり、住まいや店舗も離れた距離で生活しているもので、
いつも祭りを覗くという立場でしかありません。

 

それが、昨年から商工会の活動に参加するようになり、商業を営む経営者達がもっと人を集めることに知恵を出し合って努力をしています。

私も微力ながらご一緒させていただいていますが、今日のような穏やかな風情を目にすると、これでいいのかもしれないと感じさせられていました。

 

このお祭りは、ここで生活する人達の年に一度のビックイベントです。

そこには古くから伝わる伝統や、ご近所のコミュニケーションを深め、力を一つにして町民の為に行う祭りです。

 

それを経済効果と結び付けることがいいことなのか疑問に思いました。

何事もマンモス化を図ることばかりが町の人の心を満たすものではないのでは・・・・・

 

風情が宿る町・・・
私は今のままが好きですね~

そのようなことを感じながら記事を書く私でした。

 

 

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季節が移り変わるように、店内は少しずつ年末の準備に入ろうとしています。

昨日紹介した「誰が袖(たがそで)」の屏風も、この古布ちりめん細工のコーナーの並びました。

 

田舎の祭りと同様に、昔の着物生地のちりめんの温かさに心が和みます。

大切にしたい世界で、この豊かさを地域の人達に伝えていきたいと考えている私です。

 

出番が来たちりめん細工の小物たち、一緒に頑張りましょう・・・・・

どうか宜しくお願い致しますね。







 

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