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朝から雨が降り続けるる一日。
こうしてひと雨ごとに秋が深まっていくのでしょうね~
明日は地域の五穀豊穣を願う「ほうらい祭り」、4~5m近くの巨大な造り物が街を練り歩くお祭りなのに、お天気が気がかりです。
そして私の店は、明日の十五夜が過ぎると年末からお正月にかけての和のしつらえの提案が始まります。
そこで今日はシーズンの先取りとして、お正月の飾り物をアップしてみることにしました。
ここに紹介した商品は古布ちりめん細工が主で、その主役は来年の干支になる「寅」になりますが、その「寅」についての詳しい記事はもう少し後に書き込むとして、私のお気に入りは奥の屏風です。
数か月前に京都の仕入れ先で目にした商品で、「えどちり金屏風・誰が袖(たがそで)」という作品で、
ミニチュアの絹の着物を衣桁(いこう)に吊り下げ、金屏風の左右に一つずつ押絵をしたものです。
眺めているだけで優雅な気持ちになりませんか・・・・・
この作品は季節を表現しているものではありません。
これ自体が和の文化を伝えるもので、季節商品に添えることで、より一層風情をかもし出すものだと捉えていただくと解りやすいかもしれませんね。
この写真のように干支の置物を添えるとお正月飾りになりますし、お雛様を前に置くと雛飾りにもなり豪華さを増します。
それ以外にも匂い袋を置いて、和文化を楽しむことだって出来ます。
とにかく一目ぼれした商品で、朱赤と紫の色使いが最高です。
お値段は¥52、500という価格で、ようやく店の娘として嫁いで来てくれました。
こうして素敵な物に出会うと一人で酔いしれていますが、古い日本文化に触れると心が満たされます。
話は一転して変わりますが、昨日京都の仕入れ先で、故郷の中学時代のクラスメイト(女性)に出会いましてね~
一人で仕入れに来ていたんですね~
聞くところのよると、彼女は大きな小売店に勤める経営者の右腕的な立場になっていて、ビックリさせられました。
驚いたのはこの業界で活躍していることではありません。
私は生まれた福井県を離れ、この石川県できもの屋として仕事をしていますが、昔、彼女からラブコールを迫られましてね~
幾度となくプレゼントをもらったこともありました。
でも、私はあまり関心を示すことなく中学を卒業し男子校へ・・・・・
そして、彼女は女子高へ・・・・・
社会人になり、彼女が和装業界で仕事をしていることを風の便りでは聞いてはいたのですが、まさか京都の仕入れ先で再会するとは・・・。
担当者を交えてしばらく話をしましたが、彼女は「変わっていないね~」なんて言ってくれて照れくさくて・・・・・
懐かしい青春時代の思い出に触れ、恥ずかしがこみ上げるひと時でした。
どうかお元気で、益々のご健闘を願っております。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







