魅力的な店には一流の料理人がいる

ただいま京都から戻ったところです。

今年初めての京都はというと、私には今ひとつって感じだったかな~

 

それぞれに、仕入れ先は新しい品を作ってはいるのですが、毎月京都の出向いていることもあり、驚きが少なかったのかも・・・

それと、水面下で浴衣や夏物の仕込みに追われていて、エネルギーを温存しているところもあった気がしています。

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こうして毎月仕入先を回っていて、いつも感じていることを、今日は触れてみようと思います。

 

着物を取り扱う小売店さんは、全国にたくさん点在していますが、ショップを、言い方を変えて表現するならば、料理人が食材を集め、いろんな料理法で味付けをし、そして、お客様に提供することが最大の役割ではないかと考えています。

そして、それがシンプルな店の姿ではないのかと・・・。

 

なので、同じ食材を揃えていてもシェフの調理法で味も形も変わる訳ですから、当然、店の特徴をお客様に伝えることができます。

 

そのお料理がお客様に合うか否かは、お客様が決めることですが、経営となれば、お店のファンを増やしたいと考えるのが当然の姿です。

 

だから知恵とセンスが求められるんですね~

 

例えば、まったく同じ帯を10件の小売店が仕入れたとしましょう。

帯は同じでも、それぞれに合わせる着物は必ず違うはずです。

勿論、帯締め帯揚げの合わせ方から、草履バッグに至るまで、何一つ同じ合わせ方にはならないでしょう。

当然販売の仕方も違ってくるのではないでしょうか。

 

私はそのことが面白いと考えている人間の一人で、お客様に喜んでいでいただける店作りを無限に探し出す事が出来る仕事だと思っています。

 

それは商品であったり、サービスであったり、人間関係であったりする訳ですが、一流の料理人になれる日はいつのことでしょう・・・。

 

「考えていることと現実との距離は遠いな~」

 

今日もそのようなことを心に秘めながら、仕入れ先を回って来た私でした。

 

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