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新しい刺しゅう入りの小紋が入荷致しました。
6万円代というリーズナブルな価格帯の小紋で、茶席や春先のフォーマル的な装いとして提案したいです。
この黒地も刺しゅう小紋もその一つですが、入卒シーズンでもあり春らしい色でコーディネートしてみました。
幾つかある中で選んでみたのが、このフジ系の宝尽くしの模様です。(もう少しピンクかかっています)
宝尽くしは吉祥紋様(きっしょうもんよう)といって、お目出度い着物柄の一つで、格式を高める意味で、袋帯を合わせフォーマルの装いにしてみました。
格調のある着物になったでしょ・・・
入卒の着物としてもピッタリではないでしょうか。
このようにフォーマル用の袋帯を合わせると、「よそ行き小紋」になります。
それでは次に、この着物を街着のような装いに変えてみましょう・・・。
絞り染めの名古屋帯を合わせてみると、
雰囲気がガラっと変わり、柔らかくなったと思いませんか・・・
観劇やお食事会など、
遊びの装いとしてお召しいただける街着になりました。
遊びと言えば、このような訪問着柄になった「猫の絵羽長襦袢」も入荷しているので合わせてご紹介しておきます。
柔らかな日差しに包まれて、着物でオシャレしてみてください。
リーズナブルな価格帯だけに、少し背伸びをすればワクワクする春を手にすることが出来ます。
是非チャレンジしてみてください。
当店がそのお手伝いをさせていただきます。
とりあえずここまで記事を書くことが出来てホットしています。
今日はどうしても書きたい記事があります。
それは、石川県のテレビ局で、
石川テレビの「リフレッシュ」という番組のスタッフからの電話でした。
(この番組は朝10時からの情報番組らしく、大変申し訳ないのですが、私は仕事で見たことがないんですね~)
娘(長女)から番組宛てにお手紙をもらい、都合がつくようであれば、店から生放送の時間を取りたいという要件でした。
正直、おったまげました。
しばらくの間ですが、店を手伝ってくれている娘は、県外からの寄せられるメールや電話が、月を追うごとに増えていて、店の商品に誇りを持ってくれているのでしょう・・・
しかし、来店客になると、雪と寒さのせいにしてはいけませんが、手応えを感じれる状況ではなく、店の事を案じな
がらも、
同時に、ネット以外に店の情報を送り出す方法がないものかと考えていたようです。
そんなある日の事、娘から風呂敷の日が近づいていることでもあり、テレビ局に取材をしてもらえないか手紙を書いてみようと思うんだけど・・・どう思う、と、相談されました。
私はそんなことを考えていてくれたことに驚かされましたが、そこは冷静に、
自分が良かれと思ったことなら、自分の言葉で書いて出してみたら・・・
手紙の中身まで口出しすべきことではないことを言い伝えました。
(「素直な気持ちが人の心を動かす」そんなことを娘に言いたかったのですが、それをストレートに言うと、私がけしかけているみたいで判断を娘にまかせました。)
彼女は思い付いたことを実行したんですね~
そして、私はそのことを知っていました。
そうなると期待を寄せるのが私です。
返事がこないな~・・・そんな話題に触れることも無く、かすかな期待を寄せていましたが、
何の音沙汰もありませ。
しだいに、娘の気持ちが番組に届かなかったんだろうな~
なんて冷めた気持ちになり、いつしか
気に留めることも無く忘れていました。
お電話を頂戴した時は、娘もパートのテルミさんもいて、奥の部屋で大歓声。
娘の気持ちが番組に伝わったみたいで、
娘に感謝です。
打ち合わせに、明日店まで来てくださるとのことですが、その先はどうなることでしょう・・・
田舎者で、それに初体験でもあり、番組を有効に活かれるか心配ですが、また一つ新しい扉が開こうとしています。
ほんとうに有難いですね~
そして、店頭には新しい看板、「こだわりの振袖展」が立ちました。
何をするにしても、答えが見えないのが昨今の社会情勢です。
人の真似をすれば商売が繁盛するものでもありません。
信念を持って、開拓者のごとく真正面からぶつかって道を切り開いていかないと、未来は近づいてこないのかもしれませんね。
そのことを娘から教わったみたいです。
険しくて心が折れそうな時期ですが、今日ばかりはウキウキした気持ちでいたいものです。