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7月が始まりました。
月初めはお決まりの京都主張から始まりただ今戻ったとことです。
今回の目的は例年の干支である兎の置物を中心としたお正月飾りの注文を入れる事です。
数社覗いてきましたが、担当者に冗談で、この夏を乗り切れるか判らないのに、秋を飛び越えて来年の商材を選ばない・・・
なんて言いながらしっかり選んで来ました。
特に古布を使った木目込み人形の風格と上品さに心が引かれコレクター状態。
「いいものはいい」、押さえられない衝動の中で、納得できるものを選んできたつもりです。
このような小物であっても、数量限定で物作りをしていて、本番になるとメーカーに在庫がないというのが現状です。
だから、前向きなお店は積極的に注文を付けていくもので、雰囲気に呑まれてしまうこともあるんですね~
秋には仕入れて品が店頭に並びますが、吉と出ることを願うばかりです。
その一方で、着物関係のメーカーさんは7・8月の暑い時期は小休止といったところがあり、下げ止まらないマーケットに頭を痛めているようで、新たな販路を探っているみたいです。
その背景には、デパートや全国チェーンといった規模の大きな店の機動力が薄らぎ、新しい商品が入り込まない裏事情があるのではないかと想像しております。
そうなるとメーカーさんの在庫が膨らみ、新しい物作りができないという悪循環が起きるんですね~
つまり、川上から川下に流れる水が小さくなって来ているといことです。
この悪循環は規模の大きな店ばかりではありません。
専門店さんにも良く似たことが起こってきています。
マーケットの縮小、小売店さんの高齢化、加えて後継者不足。
和装業界の先々のことを考えると本当に心配です。
私はこんな時代だからこそ、新しい芽が育つように思っていて、経営哲学のある店には人と物が集まるように考えています。
肝心なのは軸足置き方で、お客様に軸足を置く哲学が求められているのではないでしょうか。
そんな店になれたらいいな~・・・
私の願いでもありますが、一日も早く夢を近づけたいものです。
とことで明日も早起きをしなくてはなりません。
朝茶会です。
早朝5時50分までに茶席会場に入らないと・・・
連日緊張が続きますが、見方を変えてば刺激があっていいのかも。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






