店に届いた手紙・そして「畳一畳のディスプレー」の考え方

店のポストに業界人らしい方からの手紙が届いていました。

県外の製造メーカーや作家さんなど、ネットで私の店のことを知った方からのパンフレットでも入っているのだろ~・・・と思って封を切り中を見てみると、呉服店の奥様からの相談でした。

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お店は創業百数十年の歴史があり、家族で経営をしているものの、時代の変化に戸惑いながら、進む道を迷っている感じのことが書かれていました。

 

私も同業の方とお話をすることが多いのですが、何処のお店も悩んでいらっしゃいます。

後継者のことや、目に見えて小さくなっているマーケットの中で、どのようにして経営をしていったらいいのかが判らない。

などなど、行き先を見失っている経営者が少なくないようです。

 

 

私もその一人かもしれませんが、気持ちだけは前向きで、どんな時も夢を見ています。

それと、この仕事が好きなんでしょうね~

素敵な店を作りたい、地域に愛される店になりたい、そして、自分の店がどこまで社会に通用するか勝負したい。

一心に願い、そのことを軸に仕事に関わって行きたいと考えています。

 

その考え方の一つに、「畳一畳のディスプレー」があります。

店の売り場、畳一畳に季節感が出るディスプレーをしてみよう、お客様の心に残るディスプレーを考えてみよう。

 

スペースも狭い訳ですから、あれこれ考える必要がありません。

 

一畳のスペースに足りないものは何か・・・そこから行動が始まるのです。

商品なのか備品なのか、ポップなのか、色の使い方なのか、いろんな角度からか考えてみることが、店の進化、心の進化に繋がって行くことを身を持って経験しています。

 

そして、お客様など周りの人達から「素敵になったね・・・」などと評価をしていただけると自信になり、次は二畳へとチャレンジが始まり、その繰り返しが、いつの日かディスプレーのコツを見つけ出しているものです。

 

コツが解れば、店内は大きく変わり始め、お客様の心を捉えることが出来るようになると考えています。

 

仕入れ先を探すにしても同じです。

こんな商品を揃えたい、こんな可愛いグッズを集めたい。

一心に願うことで、仕入れ先を探し出すことが出来るようになります。

 

知恵を使い、苦労して見つけてくるプロセスが大切だと考えていて、そのエネルギーが経営の足腰を強くしていくものではないでしょうか。

少なくとも私はそう考えています。

 

とにかく、辛いことがあっても、情けなくなることがあっても諦めないこと、結果を急がないこと。

そして、自分を信じることだと思います。

 

信じて使った時間は、根を深くして、丈夫で太い幹に育ち、幹が育てばどんな嵐が来ようと自然に花は開くものだと私は考えています。

 

ご相談をいただいたK呉服店さん、あまり力になれないかもしれませんが折を見てお電話をしてみてください。

 

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そして今日124号の季節の情報紙「あ・うん」が仕上がりました。

 

今回の構成は店のスタッフがしてくれて、とても助かりました。

これで店の販促物が揃い、いよいよ始動です。

 

 

とことで、明日は七夕です。

 

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この「平原綾香」さんのアルバムに入っている「星つむぎの歌」を聞くと、何故か七夕を感じてしまいます。

メロディーも素敵ですが歌詞が魅力的なので紹介してみます。

 

      「星つむぎの歌」

                  歌詞 覚和歌子   

  空の青さが なつかしいのは

  小さな僕らの昨日があるから

  見上げることが うたに似ているのは

  夢の続きが そこにあるから

 

  かすかな声が どうか届くなら

  伝えたい 遥か旅立つ君に

 

  僕らは一人では生きていけない

  泣きたくなったら思い出して

  風に消えない願いのような

  星の光でつむいだ歌を

 

  君の指先 ぬくもりのわけは

  ひそかに波打つ鼓動のしるし

  こぼれた涙 跡をたどるなら

  それが明日の 星座に変わる

 

  からだを越えて 祈りをつないで

  ふたたびまた ここでめぐりあえるよ

 

  僕らは愛さずには生きていけない

  こわれる心に 口ずさんで

  同じ時代と ひとつの空に

  奇跡のかけらで つむいだ歌を

 

  僕らは一人では生きていけない

  泣きたくなったら思い出して

  風に消えない願いのような

  星の光でつむいだ歌を

 

「財津和夫」さんが作曲していて、優しいメロディに心打たれます。

私はこの曲を何十回聞いていることでしょう・・・

 

「星つむぎの歌」を聞きながら明日の夜空を見上げたら、どんなに素敵なことでしょう~

 

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