知念貞夫さんの琉球紅型の染め帯「ふくら雀に笹の柄」

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山林の道を車で走っているときに、大きな顔をした木のかたまりが目に入りましてね~

通り過ぎたものの気になり、再び戻ってこの写真。

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2メートル近くある円形のかたまりから、両目と口をくり抜き、三角の耳も付いております。

動物の顔なんでしょうが、実に面白い。

 

車の通りがとても少ないところなのに、この遊び心が気に入りました。

 

 

この顔を見て何を想像しますか・・・

熊さん、犬、それとも猫、ひょっとして10月の末にあるハロウィンかな~

どうでもいいことなのに、しばらく目の前で考えていた私でした。

 

 

夏に注文していた知念貞夫さんが手がけた紅型の帯が届きました。

今日はその染め帯を紹介してみます。

 

 

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合わせた着物は絞り染めの小紋。

 

紅型の染め帯は全通と言って、表側全体の模様があることから、合わせる着物に多くの模様が入っていないほうがバランスが取れるでしょうね~

 

江戸小紋や紬、色無地などにもピッタリの帯なんですよ・・・

 

 

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この帯、模様がなかなか素敵でしょ・・・

 

ふくら雀に笹の柄、そして色の使い方、どちらもお気に入りですが、もう一つ、細い線で小格子入れている所が、この帯の面白さを引き出しています。

 

だからとてもおしゃれ感のある帯だと思っていて、都会的な香りを味わうことができるのではないでしょうか・・・

 

他にも、帯の素材に花織(沖縄の織物の模様)の地紋を使っていて、南国のこだわりを表現していることも、知念貞夫さんのこだわりです。

(グリーン地のたれ先の部分を見ると、花織の地紋が確認できると思います)

 

 

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帯締め帯揚げも合わせてみました。

 

年代層によって、小物の色合いを変えて楽しんでいただきたいと考えていますが、今回は深まり行く秋ということも考え、温かみのある優しい色を帯締めに持って来ました。

 

とても可愛いではありませんか・・・。

 

今回の場合、帯締め帯揚げの合わせるポイントは、できるだけスッキリした色柄を合わせることで、お互いを引き立て合う関係が成り立つという合わせ方です。

 

色の合わせ方は好みの問題で、参考にしていただければ幸いかな~

 

いい物はいい、本物は飽きが来ない。

この言葉にふさわしい知念貞夫さんの紅型の帯、是非手にしておしゃれを楽しんでいただきたいと思っています。

当店ではこの帯を20万円代後半でご紹介しております。

また色を変えて染めることも可能なので気軽に相談してください。

 

 

久し振りに店の商品を紹介することができてホットしています。

そして、これで今日を閉じることにします。

 

寒くなって来ているので、くれぐれも風邪には気を付けてくださいね・・・

 

それではお休みなさい。

  

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