◆
皆さん今晩は。
今日は十三夜だけと雲が張り出していて、お月さんに挨拶が出来ません出した。
今年は十五夜が雨、そして今日が曇り、そして「十日夜(とうかんや)」が今年は11月15日になる訳ですが、昔はこの3ッの夜が晴れてお月見ができると、いいことが起きると言われていたみたいです。
だとするならば、3ツとも月が見れなかったらどうなるのだろ~
どうでもいいことなのに、口説く相手がいなくなったもので、月とお友達になれたらと真剣に考えている私です。
今日は私がイメージする大人の着こなしを紹介したいと思います。
まじはこの草履です。
畳表5段の草履に墨色系の革を張り付けた品で、鼻緒の色合いもといい、一本線の刺しゅうもシンプルでオシャレでしょ・・・
大人の香がプンプン漂ってまいります。(お値段は¥39、900の品)
大人の小物、かんざしとバッグ、そして先程の草履をアップしてみました。
奥に映っているのはコーディネートした着物柄になりますが、このようなアングルで写真を撮ると、粋な女性のこだわりの品って感じしてなりません。
男物の雑誌などに、スーツの横にクローズアップされた万年筆やネクタイ、バッグや靴などのおしゃれなアイテムが紹介されている上質な小物って感じかな~
かんざしは兎柄の張りべっ甲、バッグはインドだったと思うのだが、シルク素材の着物生地から作られたバッグです。
ここで大人の着こなし、その組み合わせをご覧ください。
着物が好きで責任ある仕事もこなし、大人の魅力を感じさせるトータルコーディネートです。
バッグに書類を詰めて、着物で会議なんてかっこよくて、私だったら みとれてしまって仕事が手に付かないのではないかな~
着物は紬地を絞り、ローケツ染のようにして染めた小紋で、その着物に合わせた帯がとてもオシャレ。
模様には「麗人」という柄名が付いていて、締まられる方のセンスを感じさせられる帯だと思います。
とにかく着物を知り尽くした大人の装いで、江戸の小粋さに触れた気がします。
来る22日からの「神無月展」で紹介する、石川県で生まれた士乎路(しおじ)紬が入荷致しました。
手前の糸は士乎路紬が織られる前の糸です。
ほんの僅かでも、理解を深めていただきたくて36色の真綿糸を揃えてみました。
そして、その奥の縞柄の着物が織り上がった士乎路紬で、帯をコーディネートしてアップです。
年間の生産量が減ってきているので、目に触れた事のない方は是非この機会にご覧になっておいてください。
随分長い期間、この会に焦点を合わせて仕事をしてきましたが、といとうお披露目の日まで後一日を残すところまで来ました。
ここまで来たからには、良い結果を残したいと思っていますが、こればかりはお客様がいないと出来ないこと。
「月に願いを・・・」であってはいけないのかもしれませんが、今はそんな境地です。
それでは今日はこの辺で終わらせて頂きます。
お休みなさい。