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今日はこのオシドリの模様から・・・
これは四ツ身の着物といって、7~8才用の訪問着に描かれた加賀友禅の着物柄です。
昔は、このようなオシドリ柄が加賀友禅の中にたくさんありました。
子供の着物は元より、婚礼道具の暖簾やふくさ、振袖や訪問着、染め帯など、縁起のいい模様として、人気があったのでしょう・・・
ところが最近ではメッキリ少なくなったものの、こうしてオシドリ柄を見ると、思わず「可愛い~」と声を出してしまいます。
このオシドリ柄の四ツ身訪問着をコーディネートしてみました。
子供用の黒地の袋帯を合わせ、可愛い中にもおしゃれ感を出してみました。
最初にアップしたオシドリが、橋の下をくぐろうとしているところですが、ちょうどこの部分が正面の膝近くになるところです。
とても素敵で、ほれぼれ致します。
これが加賀友禅の技なんですね~
しかし、この作家さんもお亡くなりになられたと聞いていて、このような作風を描く人がいなくなってしまったこと、担当者が話していました。
ということは、これが作家さんの最後の着物ということになるのかも・・・
全体はこのような感じになりますが、優しさが満ち溢れています。
七五三の七歳位がちょうどいい寸法になりますが、このような着物でお参りをすると可愛いでしょうね~
(参考までに子供の袋帯は大人用と比較して3㎝近く幅が狭くなります。)
周りの人の心を捉え、いつまでの心に残る上品な着物だと思います。
今月もあと二日で終わります。
一月がなんと早いことでしょう~
つい こないだまで、「熱くてしょうがない」と言いながら9月を迎えたばかりなのに、あっという間に、ふた月が過ぎようとしています。
たいした仕事もしていないのに、これでいいのかな~
成長している姿を感じ取ることが出来ないと、不安に思うこともありますが、焦らず高ぶらず、謙虚な気持ちで、信じる道を歩かないと・・・
難しいことかもしれないが、粘り強く生きないとね・・・。
3日連続、茶の間で寝てしまって、寒さで目が覚めるというだらしなさ。
恥ずかしい話を記事にしていますが、今日は布団の中で寝るぞ~・・・、そんな誓いを立てて今日を
閉じることにします。
それでは皆さんお休みなさい。