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4時間近くの雪すかしに私の体が悲鳴を上げています。
腰はだるいし、腕は重たくパソコンのキーボードを叩く元気もありません。
昨夜から降り続いた雪はこの冬一番の積雪で、周りを真っ白に変えてしまいました。
まさに「氷の世界」の世界です。
午前中は町会の用事で、午後から店に行ってみると、予測していたとうり車が入れる状態ではありません。
覚悟を決めて雪すかしです。
日中も氷点下だったんじゃないかな~
下の雪が凍っていて、少しでも雪を残すとタイヤがスリップするんですね~
だから雪を取り除くのにコツと力が必要で、体力勝負の雪すかしになりました。
日が落ちるまでに店の前の駐車場を開けることができましたが、後ろの駐車場は手つかず。
まったく嫌になります。
今朝の地元紙北国新聞に興味深い記事が・・・
石川県の伝統産業に指定されている加賀友禅や日本酒などの生産額がいきなり減少。
うすうす感じていましたが、作り手のことを考えると深刻な問題です。
加賀友禅に至ってはピーク時の79、7%減というから驚かされます。
石川県で着物を取り扱う店としては、この現実を直視しなければなりません。
ここで講釈を述べるつもりはありませんが、消費者が求めているものが変わってきていることだけは確かなようです。
次から次へと新しいものが生まれ、伝統という本物に飽きが来るのかな~
それとも価格帯の問題があるのかな~
この記事を読んでいて考えさせられるものがありました。
これでは日本の文化が失われることにもなりかねません。
これでいいのか・・・
何を守って何を変えたらいいのか・・・
着物屋という分野で問題意識を待ちながら仕事に従事していくことが大切ではないかと感じたしだいです。
雪すかしの疲れで食欲がありません。
明日も雪すかしをしなければならないかと思いとゾ~と致します。
誰かボランティアで雪すかしをしてくれる人がいないかな~
そんな虫のいいことを考えながら今日を閉じることに致します。
それではお休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






