日本書紀がふすまになっていた民家の座敷・そして挑戦したい課題

 お客様のお宅で珍しいものを目にしたのでご紹介させていただきます。

 

長年お付き合いをさせていただいている方の自宅に着物のアフターを届けた時のことです。

座敷に上がると、見たことのない「ふすま」が・・・

 

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写真がうまく撮れていないのが残念なのですが、一風変わった「ふすま」に興味を示すと、お客様が手書きで書いた「日本書紀」だというのです。

 

「えっ・・・」これが手書き。

「どこでこれを・・・」と、尋ねると、ご主人のお兄さんが趣味で書いたと言うから驚きです。

 

お兄さんがお亡くなりになったときに、これが出てきたもので「ふすめ」にして残したと おしゃっていました。

 

 

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近づいて見ると確かに日本書紀らしい内容が書き記されていました。

(学問がないものでそれ以上は語ることが出来ません)

 

ふすまの周りを漆で7~8回塗ったそうで、仕上げるまでに7年近くかかったとか・・・

 

習い事を教えている家でもなく、普通の田舎のお屋敷でご主人は大工さん。

なんとセンスのいい方でしょう・・・

 

 しばらくみとれていると、ふすまを開けてくださいました。

その奥には、

 

 

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 七段飾りのお雛様が・・・

 三段目には五人ばやしではなく七人ばやしです。

 

この写真もピンボケになってしまったのが残念でしたが、こだわりを持ったお客様の趣味に心を打たれた私でした。

 

話は変わり、魅力のある店ってどんな店なんだろ~

そんなことを考える日々が続いています。

 

特に和装となると生活必需品でなくなったこともあり、着物需要を増やす事が大きな課題になるわけですが、これがなかなか難しくてね~

 

仕入れ先からいろんな情報を集めているものの心に響くものがありません。

 

そんな中で、ネットには刺激をもらっています。

 

何が出来るのか・・・

私の能力では課題も多く、時間もかかるでしょうが、新しい出会いに可能性を感じています。

 

今に思うと、私にブログを教えてくださった方々に感謝したいです。

 

それでは今日はこれにて・・・

お休みなさい。

 

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