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今日は春の街着としてお召しになっていただきたい爽やかな紬の着物をアップしてみました。
結城紬の白生地を後染めした品で、遠くからは白っぽい無地風の着物に見えますが、こうして近づくと、段ボカシと墨色の縞が交互に染められていて、小粋さを感じる着物です。
この紬をコーディネートしてみました。
着物には黄色、水色系のグリーン、そして墨色を使っていて、それらの色をコーディネートに取り入れてみました。
まずは帯を紬八寸の水色をベースにした品を合わせると、これがシックリときていいんだな~
適度の色の濃さが着物をキュッと締め、幾何学的な模様がコーディネートの魅力を引き出しています。
共に紬素材というところにも、相性が良さが現れています。
そして、帯締めに黄色を入れてみました。
わずか暖色を入れることが、この着物にスパイシーが効いて、陽気さが増すのではないでしょうか・・・。
特に、この時期のお花見シーズンのことを考えると、ルンルンな感じに仕上げたいですね。
着物コーディネートは、色を合わせておしゃれが成り立ところがあります。
その色の取り入れ方は人それぞれなので参考にしてみてください。
気候も良くなってきたことだし、着物で楽しむ一日を考えてもらえたら着物屋としては嬉しいんだけどな・・・。
私のささやかな願いでもあります。
この時期は木の枝から花を咲かせる花が多く、我こそはと競い合うかのように私たちの目を楽しませてくれています。
今日みたいにお天気がいいと、桜の花の優しさに心癒されますが、お客様の玄関先で見かけた桃の花も負けてはいません。
色鮮やかなピンクが太陽に照らされ、その存在を見せつけられました。
灯りが付いた大地、そんな季節が訪れています。
その一方で、関東や東北地方には余震が続き気が休まらないのではないでしょうか。
自然の力って美しさも届けてくれますが、恐怖も存在していて、生かされている人間であることを教えられています。
私の名前は「福島」、メディアで「福島」の名前がひんぱんにでるもので、ふとした時に自分のことかと思うことがあり心を痛めています。
どうか今起きている騒動が収まらないものでしょうか。
そんな気持ちでニュースを見ています。
さて、これから主婦の仕事をしなくてはなりません。
昨夜も遅くからスーパーに買い物に行ってきましたが、欲しいものはどこに並んでいるのか判らなくて戸惑いました。
そのことがいい勉強になっているみたいで、主婦の目で節約ということも意識するようになりました。
それでは今日はこの辺で終わりにします。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







