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ゴールデンウィーク後半戦が始まりました。
もう少し温かくなると思っていましたがお天気は曇り、黄砂も降っているみたいです。
そして私は、いつものように着物と戯れながら過ごす一日でした。
本日の店からの情報は、入荷したばかりの「岡重ブランド浴衣」を紹介したいと思います。
最初はワインの色に墨色の濃淡で描かれたコウモリの柄。
綿絽という通気性に優れた天然素材を使い新しく染められた浴衣で、色や模様がとても個性的。
これまでの岡重のブランドから脱皮した面白さがあります。
写真が波打った感じの模様に見えますが、これは後ろから光が入ってからで、コウモリと月か太陽のような円が模様となっています。
帯をベージュとエンジのリバーシブルタイプの細帯を合わせてみました。
こちらもとても個性的な浴衣になります。
素材は同じで、紫の色がとても印象的なのに、そこに描かれている鳥が加わり、アンティークな雰囲気を放った浴衣と言えるのではないでしょうか・・・
浴衣だからこのような斬新さを表現できたのでしょうが実に面白い。
コムサの下駄を合わせ、一緒にカゴ巾着もコーディネートしてみました。
帯はドット柄と縞模様の博多織の小袋を合わせてみました。
どちらの浴衣も他のブランドには無い味があり、人の目を引きつけることでしよう・・・
お値段は共に反物で¥28、350となります。
今日は午後から忙しく浴衣も何組か嫁入りが決まり幸先のいいスタートが切れたのではないでしょうか・・・。
この時期の浴衣選びは、おしゃれにこだわりを持つ方ばかりで、お見立てが楽しくてたまりません。
絹物の着物に比べれば、お買い物金額は小さくなりますが、お客様に喜んで頂けるシーンが多いだけに、着物屋さんとしての役割を果しているいることを実感しています。
この夏、浴衣市場がどのような動きをするか心配しています。
しかし、どのような時代が訪れようとも多くの人に着物の面白さを伝えられる店でありたいと考えていて、努力を惜しまないで前に進みたいと思ってます。
どうか皆さんも応援してください。
それではこれにて今日を閉じることに致します。
では、お休みなさい。