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お天気が午後から曇りはじめ、重苦しさが漂う夕暮れ時。
雨が降り始めるのかもしれません。
5月も半分過ぎても、なかなか温かくなってくれないことを気に掛けながらの今日の投稿です。
店は浴衣を展開していることもあって、まずは今日の浴衣から紹介してみます。
今年も2011年の新作撫松庵を揃えていて、店の基本はお客様の体系に合った寸法でお仕立てをする浴衣を取り上げています。
ここにアップした黒地の百合柄もその中に一つで、綿絽の生地で染められたものです。
写真の耳を見てお判りになると思いますが、横に透けて見えるでしょ・・・
この生地の織り方を横絽(よころ)といい、素材が綿であることから「綿絽」と呼ばれています。
その一方で、線が縦になった織り方を竪絽(たてろ)と呼ぶので覚えておいてください。
通気性がよく、浴衣でありながら夏の着物になって見えるところがこの生地の特徴です。
黒地の白上がりの撫松庵の浴衣、小粋で素敵でしょ。
昨年もこのような感じの浴衣を揃えていましたが、お嫁入りがは早くて、その後、数件の問い合わせがありましたが、受注生産ということもあって対応が出来ませんでした。
どうか参考にしてください。
ちなみにお値段は、オーダーメイドの仕立てを加えると¥34、650となります。
例えばこのような浴衣地を夏きものとしてお召しになる場合は、着物の下に衿が出る長襦袢というものが必要になります。
そうなると、汗取りにもなり通気性のいい素材の長襦袢を重ねることをお薦めしたいと思います。
ここにアップした品は滋賀県の近江ちぢみの麻長襦袢ですが、こうしたシャリ感のある天然素材を長襦袢にしてみるのも、暑い夏を過ごし際には快適かと思います。
麻の心地よさはここで説明しなくともおわかりでしょ・・・
麻の長襦袢となると白無地が一般的ですが、カジュアル着として淡い色の黄色の水玉とブルー唐草柄を用意してみました。
このような品も店では取り扱っているので参考にしてみてください。
お値段は¥35、700の品です。
ここに昨日買い求めた本があります。
山下景子さんが書かれた「美人の日本語」という本です。
とてみ素敵な内容の本なので、少しだけ紹介したいと思います。
❤ 明日(あした) ❤
特別な気持ちで迎える朝
明日は、もともと朝という意味でした。それが、中世以降、前夜に特別なことがあった次の朝をさすようになり、やがて、翌日という意味で使われるようになったそうです。
私たちの細胞は、日々生まれ変わっています。今日のあなたは、昨日と同じではありません。そう思うと毎日が、特別な朝といえるのではないでしょうか。
朝という漢字が意味するのは、太陽が明るく照っている時間ということだそうです。それでもやがて迎える日を、明るい日と書くことができるなんて、こんな幸せはありません。
今まで、どれだけの人が、祈るような思いを込めて明日と書き記してきたことでしょう。どうか、あなたの明日も、明るい日でありますように。
幻冬舎がら出されています。
興味のある方は是非読んでみてください。
そして、私の明日はテレビ番組に出演する日なんですね~
特別な日になるかと思うとドキドキしますが、今はまな板の鯉状態でいます。
この経緯について、明日、時間があればブログに書いてみたいと思いますが、「明日」という字に秘められた「明るい日」に心を打たれたこともあり、この本の一節を紹介してみました。
それではお休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







