浴衣の着こなし・綿絽の浴衣地を着物にコーディネート・そしてお客様から届いた心

 早起きが続いていて、そのせいなのか日中が眠くてしかたありません。

今日の天気は晴れ。

少し風がありますが過ごしやすい一日で、絶好のコンディションと言えるのに、お客様が少なくて悲しくなります。

 

GWでお金を使って、給料日まで消費を我慢しているのかもしれませんね。

 

今日は爽やかな街着を紹介させていただきます。

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風を受けて揺れる柳柄の着物に、流水に夏の草花を描いた麻素材の名古屋帯で涼しさを演出してみました。

 

とても素敵なコーディネートだと思いませんか?

 

タンスの中に、このような着物が入っていると、美術館やお芝居、町のイベントなど、和に触れる一日を楽しんでみたいと、気の許せる友達とプランを考えたくなるのではないかな~

 

浴衣にはない高級感と優しさに溢れたコーディネートだと思いますが、実はこの着物はリーズナブルな綿絽という、今年の浴衣柄なんですね~

 

帯一つで、グレードの高い着物になるから、夏のおしゃれを考えている方には目から鱗(うろこ)かもしれませんね。

 

なので、今度は浴衣としてコーディネートしてみました。

 

 

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博多織りの紗織り半幅帯と下駄を綿絽着物に合わせてみました。

この感じも、上品でなかなかいいでしょ・・・

 

一枚の浴衣地が帯で表情を変える、これが私の店からの提案です。

 

 

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着物と帯の画像を大きくしてみました。

 

着物はオフホワイト系の色合いで、すだれのようになっている生地のことを絽(ろ)といって、素材が綿であることから業界用語で「綿絽」(めんろの生地)と呼んでいます。

 

通気性が良く、絹のようになって見えるのが特徴で、今回紹介した着物柄には、縦縞の線が2箇所入っています。

そのことが模様の立体感を出し、着物に深みを出しているんですね~

 

帯はメッシュになった紗織り(しゃおり)で、こちらも通気性に優れた夏向きの絹織りものです。

大人のピンクで、明るい女性を演出してみました。

 

そこで気になるのがお値段ですが、綿絽浴衣地は27,300円の品です。

帯は博多織りで、23,100円となります。

 

参考にしてください。

 

 

 

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昨日、バインダーに止められた厚さ6㎝くらいの、染織に関した資料が店に届きました。

差し出し人は、先月京都の展示会で初めてお会いした、兵庫県のお客様からです。

 

その方は私の店作りや商売の考え方に共感を持ってくださっていて、毎日このブログをご覧にり、遠くから応援をしてくださっている方です。

 

現在、着付けを教えていて、着付けを勉強した「京都きもの着付け学院」の学園長が、着物への知識を深めることを目的に、着物や帯の製造工程や、全国にある着物産地の商品紹介と歴史を纏めた辞典のようなもを作られたそうです。

それを何冊か手にしているとのことで、私に譲りたいといって送られてきたものでした。

 

そんな彼女の気持ちが店に届き、とても嬉しく感じると共に、何かの機会に役立てることができればと考えています。

 

ありがとうございます。

 

このように、遠く離れた街に暮らす方が、応援してくださっているかと思うと、もっと頑張らなくてはならないと思います。

 

そして着物の振興に、微力ながらも力になれる店になれたらどんなに素敵なことか・・・

積み上げた努力の先に、お客様の笑顔が存在することを信じ、出会いを大切にしたいと思います。

 

それでは、これにて・・・

お休みなさい。

  

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