小洒落た小紋柄の裏地・そして四人の振袖姿に乾杯

 テレビで私たち家族のことが放送されたことで、周りの人達から温かな言葉をいただくこととなり、有難く思っております。

 

しかし、その番組を見ていない私は、収録が二日間に別れ長い時間掛かっただけに、構成がどうなったのか知らないままに受け答えしている状態です。

ドジな話でしょ・・・。

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さて、今日は面白い和装品を紹介してみましょう・・・

 

 

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それがこの商品なんですが、何だと思われますか・・・?

 

反物のように巻いてあるから、小紋の着物柄になって見えるかも。

実は裏地なんですね~

 

もしかして、長襦袢や羽織り裏を想像されたのでは・・・

 

なにかと言うと、袷の着物の裏地にする八掛(はっかけ)というものです。

そこに描かれた模様が面白いので、幾つか拡大したものをアップしてみました。

 

 

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左から、犬のプードル・着物ハンガー・或る人物の顔・トランペット・スクーター・そしてピースマークです。

これまで見たことのない、遊び心いっぱいの八掛でしょ・・・。

 

 

話を少し戻して、袷(あわせ)の着物と裏地の関係を少し説明したいと思います。

 

着物は全てのものに裏地が付く訳ではありません。

洋服に半袖や長袖があるように、寒い季節から春が過ぎるころまでは裏地が付い着物、すなわち袷の着物になります。

 

そして、衣替えの六月に入ると裏地が付かない単衣(ひとえ)の着物となり、盛夏と言われる七・八月は単衣でも通気性の良い、絽(ろ)や紗(しゃ)、麻などの真夏対応の素材になります。

 

そして再び九月になると、六月と同じ単衣の着物になり、十月以降は袷の着物で、一年を日本の風土に合った着物の着方をします。

(沖縄と北海道の気候が違うように、「袷」と「単衣」の線引きが違うことも考慮して考えてください。)

 

次は袷の裏地についてですが、目安として腰から上の裏地を胴裏(どううら)といい、白くて滑らかな羽二重を付けるのが一般的。

胴裏は着物を脱がない限り見えません。

 

そして、着物の裾(すそ)を巻くようにして、腰から裾まで付いている裏地を八掛といいます。

歩いたり座ったりすると、チラチラと裏側に縫い付けてある色が見えるでしょ・・・

その裏地のことを八掛と呼びます。

 

主に附下げ、小紋、紬などの裏地に付けますが、ここにアップした八掛は、ある意味、固定観念の枠を越えた品といえるではないでしょうか・・・

 

特に遊びにこだわる方には、最高のおしゃれを楽しめます。

八掛にプードルの模様、

勝ち組を意識したピースサインの八掛、

合わせる着物との色合いのバランスも重要ですが、小紋や紬に付けると、話題の的になることでしょう・・・。

 

「この裏地、変っているね・・・」

なんて、声を掛けられることでしょう。

 

さて、ここでクイズです。

小紋八掛の左から三番目を「或る人物の顔」と書きましたが、その人物とは誰でしょう・・・。

判りましたか・・・。

 

アメリカの「オバマ大統領」みたいです。

オバマ氏を身に付けられるなんて最高のおしゃれだと思いませんか・・・

(見解が別れるかもしれませんね)

 

お値段は普通の無地八掛の二割増しになる、¥18900

ご相談をお待ちしております。

 

 

そして、今日は長女の友達の結婚式です。

朝早くから、中学時代の友達とその家族が店に集まりました。

 

 

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店内は人で溢れ大忙し。

 

店で4人の振袖着付けをすることになり、店の奥では前結び着付け教室を妻から引き継いでくださった友達と店のスタッフでもる着付けの先生達が紛争中。

 

来店されたお客様も、和やかなムードに呑みこまれ、晴れ着姿に笑みをこぼされていました。

 

 

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時間どおり着付けが終わり、店の前で一枚。

同級生の可愛い振袖姿の写真を収まることが出来ました。

 

成人式とは違った意味で、印象に残るものではないかと思います。

そして、この写真を10年後に見たら、懐かしい思い出に変わることでしょう・・・。

(右から二番目の白い髪飾りをしているのが長女です)

 

ということで、今日を閉じることに致します。

皆さんお休みなさい。

 

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