いつもと違う私の店の浴衣市場

 浴衣商戦が始まって一月半近く過ぎましたが、今年はいつもの年と違って、浴衣市場に活気がないことを感じております。

 

仕入れ先の話を聞くと、浴衣に限らず夏物も動きが鈍いとのことですが、何がそうさせているのでしょう。

 

今日はそのことを考えてみたいと思います。

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大きな要因として考えられる事は、これまでに経験したことのない震災の被害から、日本経済が大きなダメージを受けたことが考えられるのではないでしょうか・・・

 

そうした中で、リーダーシップを取らなくてはならない政治も、右往左往している状態で、安心できる社会が見えてこないストレスが消費を鈍らせていると受け止めています。

 

では、小売業の立場から考えると、世界の情報が共有できる環境になり、これまでと違うサービスや商品、つまり消費者に刺激を与える情報がないと、心を動かさない時代になっているように考えています。

それだけに専門性と情報の発信力が必要とされている訳ですが、これがなかなか難しいんですね~

 

 

ここまでは私の理屈を書いたに過ぎませんが、自分の仕事にスポットを当ててみましょう。

 

生活必需品ではなくなってしまった着物を、どうしたら手にしたいと思っていただけるのか・・・。

経営者は日夜そのことを考え、買わない消費者に対しての店作りが二極化して行ったのです。

 

着物の魅力を伝え、着付けが出来る人を増やす必要性に気付き始めました専門店。

 

その一方で、割引などのお得感を前に出し、消費者に刺激を与え着物需要を増やそうと試みた呉服店。

その過激なまでの販売戦略は、むしろ逆効果で、損をする人と得する人の構図が浮き彫りになり、

和装業界の首を真綿で締めつけることとなっていったように思います。

 

 

こうした経験をとおして、専門店に求められる事は、着物に注目していただける環境をいかにして整えるか。

そして、夏のイベントとセットになっている浴衣層を、どうしたら着物専門店へと足を向けてくれるようになるのか。

 

そこに、新しいきもの愛好家の、扉を開く鍵が隠されている気がしてならないのです。

 

私の店作りは、こうした考えの基で始まっています。

だから音楽会も開くし、浴衣にもこだわりを持っています。

 

だけど、今年はいつもと違う。

 

何処かで勘違いしているのだろうか・・・

それとも、スピードについていけなくなっているのだろうか。

 

 

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花火大会の声が聞こえてこないと、動かないのかな~

 

余計なことをいっぱい考え、次なる一手を考え始めた私です。

 

 

まずは、このブログから浴衣のPRをさせてください。

ご自身の体系に合った浴衣を誂えてみませんか・・・

それに、おしゃれにもこだわってみませんか・・・

私の店が、そのお手伝いを致します。

 

ちなみに花火柄の竪絽浴衣は、オーダーメイドの仕立てを加えると¥24、150です。

 

明日は日曜日、新しい出会いがあることを期待して今日を閉じることに致します。

それでは、お休みなさい。

 

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