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この暑さで、浴衣に関心を持つ方が増え始めたのか、新規客の多い一日だったかもしれません。
特に170㎝近い20代の女性が2組お越しになられていましたが、今日はその話題を記事にしたいと思います。
始めてお見かけする親子連れ(お母さんと娘さん)の方が来店。
170㎝くらいあるお嬢様が浴衣コーナーに目を向けていたので、目的は浴衣だとすぐに解り、接客をさせていだきました。
いくつかお嬢様にお似合いの浴衣を提案していると、
お母さんが、「岐阜県から来ている」というのです。
それを聞いて 驚く自分。
もしかして、ネットが繋いでくれたご縁かな・・・
一瞬、そんなことを想像してしまいましたが、
たまたま用事でこの近くまで来る事があって、通りがかりに この店を見かけ、寄ってみたというのです。
いわば冷かし半分だったのかもしれません。
しかし、お嬢様は店の浴衣に心引かれ、オーダーメイドでお仕立てをする浴衣に帯、そして足のサイズが25㎝と言っていたので、履きやすい下駄もご紹介すると、その下駄も一緒に買い求めて下さいました。
お母さんは、買い物をするつもりではなかったのに・・・
そのようなことを おっしゃっていましたが、満足できる品に巡り合えて良かったのではないかと私は思っています。
ありがとうございました。
そしてもう一組、OL風の168㎝のご身長のあるお嬢様とお母さん。
その方も浴衣を選びに来られた方です。。
接客をしながら、お母さんのお顔に見覚えがあるのですが、どうしても思い出せません。
しばらく時間が過ぎてから、お母さんが私に語りかけるようにして、
私が、ここにいる娘さんの命を助けた話をするのです。
そこで始めて、どなたであるかを思い出したのです。
そして、そのお嬢さんも。
確か、十数年も前のことだったと思います。
私が一人で店番をしていた時に、中学生の部活でマラソンのような練習をして、店の前を走っていました。
その時、或る女子生徒が店の前でフラフラになって動けなくなっていたように記憶しています。
その時、部活の練習がきつくて、体力が付いて行かないのだろう・・・
そんな感じで彼女を見ていたのですが、どうも様子がおかしい。
そう思った私は、店を締め、彼女を車に乗せて急いで中学校まで運んだことがありました。
後に、その生徒さんのお母さんが菓子箱を持ってお越しになり、もう数分遅ければ命がなかったかもしれないと、病院の先生に強く叱られました。
私は当たり前のことをしただけなのに、そんな感じで感謝されたことが不思議でならなかったことを、忘れていた記憶中から思い出していました。
その時にお会いしていたのです。
これまで何もここで買い物をすることができませんでしたが、せめて浴衣だけでもと思い、尋ねてみました。
(その時の中学生がこんなにも大きくなったんだ・・・)
嬉しかったです。
そして、彼女の顔映りの浴衣をお見立てさせていただきました。
実は、このような話ではなく、170㎝近い方は浴衣を選ぶ店が少なくなっている話を書きたかったのですが、随分脱線してしまいました。
私の心は嬉しかった話を記事にしたかったのかも・・・
雑用で投稿する時間が遅くなってしまい、乱文になったかもしれません。
今日の投稿まで時間も少なくなり、これにて終わることにします。
それではお休みなさい。