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明日はこの地域の成人式というのに、こんなに静かでいいのでしょうか・・・。
残念なことに、店で振袖の着付けをする人が誰もいなく、その代わりと言ってはなんですが、初釜に行かれる方の着付けが一件あるだけです。
閉店近くに、お隣の美容院の方がお越しになり、明日の振袖着付けの話をすると、美容院さも振袖着付けが激減しているそうで、着物のレンタルに記念写真や着付けなどがパックになっているサービスにお客様が流れていることを話されていました。
持ち込まれた振袖の話を聞くと、2割~3割がお母さんが着た振袖で、レンタルは全体の6割~7割を占めているそうです。
妻が成人式を迎えた時代のことを思うと、振袖に対する価値観が随分合理的になり、着物を知らないお母さんとそのお嬢様の取り巻く環境は、成人式の為の衣裳としてきもの専門店から離れて行くのでしょうか・・・
そしてコスプレ化して行く振袖の行方は・・・
着物が持つ華やかさや美しさを失わないためにも、時代に合った取り組みが求められるところです。
一年余し前になるでしょうか、私のブログをご覧になり、店に飾っていただければ幸いだと手紙文を添えて届けられた ちりめんの手仕事作品があります。
季節的にも今が旬なもので、店頭に並べていますが、ここにアッピしたりちめんの素材から作った写真の椿ブローチがとても評判が良くてね~
店の商品として分けてもらえないかと言う人が絶えません。
中には作って欲しいという方まで現れ正直驚いております。
これを作られた方は新潟県長岡市で病気と闘いながら一人で生活を送っている人だけに、無理を申しあげることはできません。
店にはこのような商品が品揃えしてあるとお客様に喜ばれるんだ~。
この連休明けに京都の仕入れ先を回ってきますが、何かのヒントにしたいと考えています。
こうして、年明けの1・2月の売り場作りを考えながら、心にカツを入れる私です。