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スタッフがお休みで店は私一人、来客も少なく盛り上がらない一日だったかもしれません。
そんな今日、仕入先の紹介で紬の産地でもある山形県米沢市から尋ねてきた男性がいましてね~
前もって彼を知る担当者から、「店にお邪魔するかもしれない」と、聞いていたから驚きはしませんでしたが、よくよく考えてみると、東北の雪深い土地から車でお越しになられたと思うと不思議な気持ちになります。
お話を聞かせていただくと、小規模経営で紬を織っている会社みたいで、車にある商品を拝見することにしました。
産元の方とあってオリジナル商品を作っているところに引き付けられるものがありました。
それに問屋さんを抜いた流通とあって仕入値も安くてね~
いくつか見せていただいた商品の中で、ここにアップした白鷹(はくたか)織りの手織り八寸帯に興味を引かれました。
伝統工芸士の佐藤新一さんという方が織った商品だそうです。
糸を寄せて太くした糸で手織りした帯で、柔らかくも張りのある風合いが気持ち良くてね~
盛夏以外だったら、いつでも締めることが帯です。
無地感の紬に合わせるとおしゃれで、染め帯とは違う味をかもしだしてくれることでしょう・・・。
4月の卯月展の会に、彼の会社の商品をご覧いただけたらと考えている私です。
他にも、米沢で織られた光沢のあるお召しに、紬地で染めた「桜に蝶」の柄を合わせてみました。
今日のような感じで、物作りをしている川上の作り手さんは、消費者に一番近い位置にいる着物専門店さんへ行きたがっています。
その理由の一つとしては、オープンプライスの商品だと販売価格を抑えられることにあります。
それも小売店さんのモラルが問われるところですが、近く街着としてお出かけになる機会があれば、着物に慣れる意味でも着物をお召しになってみてください。
昨夜も睡眠不足だったために、まったく頭が回らなくなりました。
とりあえず今日は身体を整える意味で、記事を終わらされ頂きます。
では、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







