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空は春の空になってきてきていますが、吹く風にいまだに冷たく冬のなごりを残しています。
もうしばらくで春・・・
そのようなことを言い続けながら、後10日ほどで4月、身体の芯から温まる季節が恋しく思うのは私だけでしょうか。
それでは今日の投稿です。
絞りの帯を無地感の縞に染めた紬地に着物に合わせてみました。
カジュアルなコーディネートなのにどこか上品です。
最初に目に付くのは、なんといっても絞りの帯で着物は脇役なのかも・・・。
私の最も好きな合わせ方です。
澄みきった青い空、緑は若草色に色付き始め大地からはさまざまな野花が太陽に顔を向けて咲き始める春。
春の訪れには、明るい色の帯を締めると身も心も軽やかになるものです。
そこで、白っぽい地色の帯を合わせてみました。
色の使い方だけではなく、菜の花や桜といった春の草花を模様にした帯を持ってきても素敵でしょうね~
春を身にまとうといった感じで気分は絶好調。
しかし、色や模様を生かすためにも着物に主張があるとせっかくの帯のこだわりも映えないでしょう。
なので私のコーディネートは無地感の着物に楽しい帯を合わせる着こなし方です。
それでいて着物にもこだわりたいものです。
着物は竺仙さん江戸小紋の一つ、万筋という縞柄の上に絞りの帯を乗せると、これが帯が映えておしゃれなんですね~
それに紬素材であることが街着らしくて心が踊ります。
今年は桜の開花が遅れそうです。
お友達と花見をだしに和の風情に触れてみるのもよろしいのでわ・・・。
秋になったら深い地色の帯を向かわせれてみてください。
春とは違った趣きに変わるはずです。
静かな着物で季節を楽しむコーディネート、どうか参考にしてみてください。
私の店から20分近く南に車を走らせれば、この大自然が目の前に広がります。
今日のように青空が顔を出すと、それはそれは贅沢な生の絵を見ているようで、心が絵の中に吸い込まれそうになります。
豊かになった社会の中で、すぐに飽きてしまう味覚やさまざまな店のサービス。
なのにいつも見る風景には、何も人の手を加えていないのに心引きつけられるのはどうしてでしょう。
あるがままの姿がどんなに素晴らしいことなのかを、この風景を見るたびに教えられています。
それでは、これにて今日を閉じることに致します。
お休みなさい。