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いつも何かを追いかけている自分。
これでいいと思うことができない自分。
次はお客様に送る季節商品のDMの出番です。
世の中、ハイテク時代と言われているのに店のDMは昔ながらの手描、それもモノトーンの墨色。
芸がありません。
それでも一生懸命考えてみました。
『夏いっぱい』
おしゃれなゆかた
足にやさしい下駄
小粋さを提案中・・・
イメージだけで、購買意欲が湧かないことを承知しながらも、娘たち一人ひとりを大切にしたいと思って作りました。
何一つとっても世の中の流れに逆らっているかのようですが、自分に正直にありたい。
これが私流。
『美人の日本語』という本に「直向き」(したむき)というページがあります。
幻冬舎文庫ー山下景子
ひたむきの「ひた」は「直」、「ひたすら」や「ひた走る」の「ひた」と同じで、まっすぐという意味です。
まっすぐに見つめている、一途で、一生懸命なまなざしが思い浮かびます。
知識や経験が増えるにつれ、つい、物事を斜めに見てはいませんか。
何事にも、裏があると思うからでしょうか。
わかりきっている思って、冷たい目で見るからでしょうか。
それとも、跳ね返って傷つくのを、心の底で恐れているからでしょうか。
ひたむきな目をしていたことが、誰にでもあったはずです。
本当に見たい方向を見ていないから、まっすぐに見ることができないのかもしれません。
いろんな角度から物事を見ることは、大切なことです。
でも、最後の人を動かすのは、ひたむきな瞳だとは思いませんか。
商売にはさまざまな駆け引きが必要なのかもしれませんが、度が過ぎると偽りになります。
知恵も必要ですが、行き過ぎると何が真実なのか判らなくなります。
シンプルなストレートは、何かを動かすのかもしれませんね。
サッカーの試合を観なくては・・・
では、お休みなさい。