妻が巡り合わせてくれた縁・その事に私は涙しました/そして着物の汗取りの話し

 今日一番のニュースは壊れていたエアコンが新品に取り換えられたことです。

一カ月近く暑さに苦しめられましたが、これで大丈夫、快適に仕事ができそうです。

 

 

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そして店頭の看板を「のれん展」から「着物汗取りキャンペーン」に変えました。

このキャンペーンは、夏場に着た着物のお手入れを呼び掛けるもので、タンスにしまう前に汗や汚れ落としを済ませておけば、再びお召しになる時がきても安心です。

 

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だけど、それだけでは重い腰が上がらないかもしれないと思い、期間を区切って料金を割引をさせていただこうかと考えたものです。

 

参考にしてみてください。

 

 

さて、話は変わりますが、昨夜、亡き妻が結び付けてくれた珍しい出来事がありました。

その話を書いてみようかと思うので、よろしければしばらくお付き合いください。

 

次女の結婚式が近くなり、お世話になる関係者と細かい打ち合わせをしている最中ですが、式が終わってから私の身内を囲んで近くの居酒屋さんで夕食を取りたいと考えていましてね~

 

その打ち合わせを兼ねて、一人でお店に行ってみると、お客さんで混みあっていて、空いている席はボックス席が一つとカウンター席が左端に一席あるだけでした。

(奥の座敷は誰も使っていない様子でした。)

 

私はカウンター越しに話しができればと思っていただけに、出直そうかと思ったのですが、その席が空いているということで、座らせていただくことにしたのです。

 

これで大丈夫、カウンター越しにいろいろ話ができる。そんなことを思いながら、周りにいるお客さんの顔を見回してみると、私の二つ隣に見覚えのある女性がいるではありませんか。

しかし誰なのか思い出せません。

 

そこから話が始まる訳ですが、その前に、今回お世話になる居酒屋は開店時からお付き合いがあって、妻や仕入れ先の担当者を連れて年に何度か利用させていただいている店です。

 

気心も解っていて、私がお酒を好まないこが解っているのか、おしぼりを目の前に置くと「ご飯にするね!」

忙しそうに動き回るおかみさんの声。

 

旬のサンマや冷ややっこ、サラダや煮物などをたのみ、話しができるタイミングをうかがっていた時に、私の横におかみさんが来て、

「3日は誰の結婚式なの・・・?」

これまでの経緯を話しをしていると、見覚えのある女性が、

「私にも娘がいるもので、何かと大変でしょ・・・」

私たちの会話の中に入ってきたのです。

 

その時です。

私とその女性の間にあったバリケードが開き、

「何処かでお会いしたことがあるように思いますが・・・」と、尋ねてみると、その女性も私と同じ事を思っていたのか、

「何処かでお会いしていますよね~」

 

お互いの思い出せずにいた時に、間に立っていたおかみさんが、この町で呉服屋さんを営んでいることを話しをすると、そこで初めてその方との接点が判ったのです。

 

妻が命の宣告され時に毎日のように自宅に来て、妻の病状を見守ってくれていた訪問看護師さんで、たまたまご主人と二人でお酒を飲みに来ていた時に、一つ空いていた隣の席に座ったのが私だったのです。

 

まるで招かれたようで、この偶然にお互いが驚くばかりでしたが、それからいろんな話を聞くことができましてね~

 

当時、長女が教員の講師という立場で、休職をして妻に寄り添っていてくれたことから、妻と娘と看護師さんの深い関係を私はよく知りませんでした。

 

だから私の知らない話しをたくさん持っていたんですね~

そのことを涙を流し話しをしてくれたのです。

 

妻と同じ年で、妻との出会いが、その後の仕事を大きく変えるきっかけになったこと。

 

私の前で一度も褒めることのなかった妻が、看護師Mさんの前では、私のことを誇らしげに話していたそうです。

私はまったく知りませんでした。

 

料理を何一つ教えられたかったと、、せめて命がある間に子供に笹ずしの作り方を教えてやりたいと話していたこと。

(痛みをこらえ、長女に笹ずしのレシピを教えていた時のことを思い出しました。)

制服を着て、ベッドの横で座ったままの次女の話しもしてくださいました。

 

同じ年頃の娘を持つ母として、妻との出会いは生涯忘れることはなく、妻と子の関係に心を打たれたそうです。

現在は訪問看護の道を切り開くための仕事の関わっていることも話されていましたが、その切っ掛けを与えてくれたのは妻だったことを何度も話されていました。

 

どうしてこの時期に、妻をよく知る人との出会いがあったかと思うと、その事がとても不思議で、妻が巡り合わせたとしか思えないのです。

 

妻は、次女の結婚式を前にして、その喜びをMさんを介して伝えたかったのではないかと思います。

 

今思うと、妻の苦しみを受け止めることができなかった分、訪問看護師・Mさんが受け止めてくれていたんですね~

本当にありがとうございました。

 

心から感謝申し上げたいと思います。

 

今回の出会いをしっかり子供たちに伝え、お母さんの分まで幸せになって欲しいと願う私でした。

 

随分長い文になりましたが、私の心に書き留めておきたくて記事にしました。

 

では、今日はこれにて・・・

お休みなさい・

 

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