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なかなかこの地球が冷えてくれません。
夜も寝苦しくて疲れが取れませんが、お盆前より暑い日が続いている感じで正直うんざりしております。
週間予報を見ると、結婚式の日もこのような暑さみたいで心配しています。
それでは今日の投稿です。
この暑さで着物のことなど考えたくないかもしれませんが、中高年にお薦めしたい附け下げが入荷したもので、私のお気に入りの帯とコーディネートしてみました。
これまでにはない静かな着物でしょう。
松葉の柄で、茶席などにお召しになると素敵じゃないかな~
この附け下げには、小さな松ぼっくりが描かれていて、その表情が控えめな女性像を映し出しているかのようです。
そして、裾(すそ)に加えたボカシが柔らかなムードを引き出しているではありませんか・・・。
その附け下げに合わせたのがこの袋帯です。
金箔を使った格調ある紋様にもかかわらず、脇にかすかに顔を覗かす紫色がとても印象的で、おしゃれな感覚を匂わせています。
とても上品で、附け下げの模様を邪魔することがありません。
フォーマル用の袋帯ながら、味のあるひと品だと思います。
うまく解説ができませが、映像で感じ取っていただければ幸いに思います。
話しは変わります。
店は秋に向けてのシフト変えで慌ただしくしておりますが、それに加えて娘の結婚式が目の前に迫り、頭の中はグジャグジャ。
そんな折、お母さんの大親友がこのブログを見て、我が家に駆け付けてくださいましてね~
店にいたもので、顔を合わせることができませんでしたが、こんなに嬉しいことはありません。
なぜなら、妻亡き後、妻の友達との関わり合いをどうしたらいいか判らないままに、距離が離れていくことをとても気にしていたからです。
今回のことも、私から連絡することができずにいて、お母さんに対して申し訳ないという気持ちが消えることがありませんでした。
そんな私の気持ちを察してくれていたのか、彼女は我が家のことを気にかけてくれていたんですね~
その事が嬉しくて、妻の存在の大きさを改めて感じております。
妻も天国で喜んでいることでしょう~
本当にありがとうございました。
ひとつ胸のつかえが下りました。
娘の結婚を機に、いろんなことを周りの人達から教えていただいている気がしてなりません。
妻の存在、人の温かさ、喜びを分かち合ってくれる仲間、そのすべてが生きていることの意味を持ち、世の中にお返しをしなければならない役割があるように思います。
話しが大きくなり、振り上げた拳を下ろせなくなりましたが、私の話しはこれでおしまいです。
では、これにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







