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この夏、店頭に提げられていた提灯が取り外されました。
これで店の夏は終わりです。
次のステージへと向かわねばならない時期なのに暑さが半端ではありません。
お盆に雨が降ってからというもの、焼けついた大地に悲鳴を上げていましたが、久しぶりの恵みの雨。
だけど、今度は湿度が高くなり蒸し風呂状態。
この天気が挙式の天気と重なります。
ここにも夏の風情をかもし出してくれていた「風船かずら」、その緑の勢いもしだいに影を潜めつつも、いまだに主役の座にいます。
秋はどこにいるのでしょう・・・
この暑さに根を上げながらも豊かな秋の訪れを待ち望む私です。
疲れが溜まっていたのか、今日はゆっくりした時間の中で時を過ごしていました。
実りのない一日になりましたが、そんなことが許されるのも今日までです。
明日はアメリカから我が家の結婚式のために、義理の妹が戻ってまいります。
それも、共同生活をしているアメリカ人の男性も一緒に・・・
結婚式が終わるまで長女がマネージャ役として付いて歩くようなことを話していましたが、一気に我が家は忙しくなります。
結婚式の準備、そして挙式、それが終わると翌日には秋物を探しに京都出張で、その週末は銀座に向かい展示会へと突入です。
何もかもが大切な事ばかりで気げ抜けませんが、目的が目の前にあるということは幸せな事なのかもしれませんね。
そして明日はお母さんの月命日です。
お墓掃除も兼ねて、墓前に手を合わせてまいりましたが、明日からお母さんも忙しくなることでしょう。
アメリカから裕美ちゃんが戻って来ますよ・・・
その再会を楽しみにしているのではないかと思うが、お母さんが元気だった頃とは幸せの色が随分変わったかもしれません。
どんな色と聞かれたら、その答えを言い表せませんが、暗闇を歩いていた時のことを思えば、もしかしたらお母さんが好きだった向日葵の色かも・・・
お母さんが最も望んでいた子供の結婚が4日後に執り行われます。
トップバッターの順番が違いましたが、お母さんの手料理を口にしたことのある萌の同共生の彼氏がその相手なんだな~
いろいろあったが、ついにその日が来ました。
それも新しい命を宿って。
寂しくなるのか賑やかになるのか判りませんが、青空を向いて咲く向日葵の人生であって欲しいと願っています。
これは親としての願いで、お母さんにはその青空の役を買って出て欲しいんだな~
どうか若い二人を応援してやってください。
頼んだぞ・・・
式の日は萌を連れて挨拶に来るからな・・・
私のひとり言。
これで閉じることに致します。
では、お休みなさい。