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或る町会のお祭りの衣裳や子供足袋の採寸を頼まれていて、閉店後に町民が集まる集会場にお伺いしなくてはなりません。
なので、先に投稿を済ませておきたいと思います。
「暑さ寒さも彼岸まで」と申しますが、自然界に時計があるかのように、涼しい風が店内を吹きぬけていきます。
これで夏の暑さが戻ることはないでしょう。
そこで今日は秋の風情に触れてみたいと思います。
秋の七草に萩があります。
「萩」という漢字は、日本人が考えた国字だそうです。
草冠に秋。萩が秋の代表的な植物と考えられていたことがわかります。
手元のある本によると、万葉集では、「芽」「芽子」と書いて「はぎ」と呼ばれていたそうです。
毎年古い株から新しい芽を出すので、「生芽」(はえき)が変化したもの、葉が黄色くなるので「葉黄」(はき)、葉がたくさんついた木なので「「葉木」(はき)、「秋」がなまったものという語源説まであると書いてありました。
随分難しいことを書きましたが、「秋」の語源はさまざまな説があり、中でも「飽き」(あき)だという説がもっとも有力みたいです。
収穫の季節、この季節だけは、食べ物が飽きるほどあり、余った食べ物は、交換したり、売ったりするようになりました。
「秋」にすることだから「あきない」。
商いの語源もここから来ているのかもしれませんね。
受け売りですが、参考になればと思い書いてみました。
記事を書いている最中にもお客様がお越しになられていて、時間の関係で秋の風情にまで届きませんでした。
ゴメンナサイ。
後ろ髪を引かれる思いですが、これにて閉じることの致します。
それでは、よい週末をお迎えください。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






