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一気に真夏の頂点が来たみたいです。
暑さで、来客は少ないし、体は熱いし、思考力は鈍るし、歓迎したくない天気です。
日本には四季があって、風情があると言われていますが、これも限度もので、熱中症にはくれぐれも気をつけてくださいね・・・。
天気予報では、「この夏は40度を超える日があるかもしれない」そんな話をしていますが、暑さから着物離れにならなければいいのだが・・・
心配されるところです。
さて、今日は夏草履の定番とも言えるパナマ草履を紹介したいと思います。
パナマとは、熱帯地方に分布するパナマソウ科の多年草で葉で、パナマ帽などの編み物細工の材料とされているものだそうです。
その素材を夏草履にしたものです。
その商品がこちらで、草履台に鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)の模様を刺繍した鼻緒を合わせてみました。
これが小粋でしてね~
鳥獣戯画とは、日本最古も漫画模様ともいわれ、室町時代から鎌倉にかけて描かれた巻きえ物で、カエルや兎を擬人化して描かれたものです。
画像を大きくしたので、確かめてみてください。
カエルが戯れているように見えるでしょ・・・。
きもの通が手にするパナマ草履と鳥獣戯画の鼻緒の組み合わせ、とても素敵かと思っています。
次に種類の違うパナマ草履に黒に波柄の鼻緒を乗せてみました。
色のコントラストが個性的ですが、これもまたおしゃれな夏草履です。
一般的に市販されているパナマ草履はこちらで、鳥獣戯画の鼻緒を合わせた草履は質に高い組み方をしています。
2種類のパナマ草履並べた映像です。
右側が編み方が細かいでしょ・・・
お値段は7万円近くする草履台です。
驚かれている方もいらっしゃるかもしれませんが、高級品といえる商品です。
めったと目にする機会がないかと思い紹介させていただきました。
店はお一人様の一日で、振り返ると無駄な一日を過ごしていた感があります。
この遅れを取り戻したく、これから外回りに出たいと思っているところです。
いつもより早い投稿になりましたが、これで終わらせていただきます。
では、さようなら。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







