娘が飾り付けをしてくれた「兎のダンス」・そしてお客様の心労

 店は9月の飾り付けへと変わりました。

 

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 店内の出入口も「うさぎのダンス」に・・・

 

はみ出しそうな元気さに勢いをもらうことになりましたが、これは娘のアイディアです。

何屋さんか分からない店かもしれませんが、明るい秋の季節を伝えているのではないでしょうか?

 

感謝しています。

 

しかし、店の静寂さは今も変わらずお客様の足を引き付けることができないでいます。

 

「焦るな!」と、言い聞かせてはいますが心は穏やかではありません。

秋のスタートラインに立つための準備に知恵を使い始めたところだが、サビ付いた心のサビを取ることから始めなくてはなりません。

 

まことにやっかいな人間ですが、外部環境に刺激を受けながら勘を取りっ戻しつつある私です。

 

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ところで、今日は少し難しい話題に触れてみたいと思います。

 

出会いがあったお客様とお付き合いを深めて行くと、豊かさの中に悩みを抱え込んでいることを知らされることがあります。

 

家族に病気を持つ人がいるとか、自分自身の健康なども含めた病気や老い、職場や家族の人間関係、経営に関わる人は先行きの不安など、それはもういろいろあるようで、私自身も教えられることが多くあります。

 

閉店近くのことです。

最近ちょくちょくお越しになられるお客様が来店になり、お買い物を済ませた後に、家族にうつ病の方がいらっしゃることをお話しされましてね~

 

その方のことを存じ上げているだけに戸惑いましたが、ご本人さんの気晴らしになるのであればと思い、お話しを聞かせていただきました。

 

そして、気持ちが楽になったと言ってお帰りになられました。

 

何故、そんな大切な話を私にされたのでしょう。

よく解りませんが、単なるショップと消費者の関係から一歩踏み込んだ信頼があったからかもしれません。

 

だとしたなら、私が最も望む店作りがそこにはあります。

 

物を売る店から安心を提供できる店、更に言うのなら幸せを感じてもらえる店でありたいし、疲れが取れる店でありたい。

 

いつのころからか、そんなことを思っていただけに、悩みを聞かせていただいたお客様とは一歩踏み込んだ関係が築かれたのかもしれません。

 

小さな店だから、コミュニケーションが取れるんでしょうね~

 

そのお客様には、なんのお役に立つことができませんでしたが、私には印象に残る出来事でした。

 

それでは今日はこれにて

お休みなさい。