新しく家族になった「バイオリン柄の帯」・そして新しいビジョン

 最近の天気は加減を知らないというか、お昼頃に滝のような雨が降りましてね~

 

地上と空が話し合いをして自然のバランスを整えようとしているのかもしれませんが、生活をしている私たちのことも考えてもらいたいものです。

 

台風15号が九州に接近しているようですが、大きな被害が出なければいいのですが・・・

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今日は秋物として注文していた珍しい帯が届いたもので、その品を紹介させていただきます。

 

 

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それはバイオリンの名古屋帯です。

 

黒地のビロードを全体にカットし、バイオリン柄を浮き上がらせた商品なんですよ・・・

弦は金糸の刺繍糸で表現したもので、立体感もあって素敵でしょ。

 

近頃、音楽に関する模様に興味を持っていて、意識して仕入れ先の商品を見ていますが、なかなか自分の心に響くものがなくてね~

 

そんな時に出逢った帯でした。

 

しかしある部分の柄の取り方がシックリこなくて、手を加えてもらったところがあります。

 

 

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それは腹に出る模様です。

 

両方とも音符がらだったもので、片方の柄に「弓を入れて欲しい」と、お願いして作ってもらったものです。

 

これを店のオリジナルと言っていいのか判りませんが、自分としては気に入っております。

 

再びバイオリン柄をお太鼓にしてみましょう・・・

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薄地の着物に載せたもので、不思議な画像になってしまいましたが、モノトーンの色合いの中に浮かぶバイオリンが遊び心があり実におしゃれです。

 

音楽界やパーティなどにお締めになるとカッコいいでしょうね~

まさに音を奏でる帯として活用していただけたらと考えています。

 

 

私の中でおぼろげながら、秋冬のおしゃれな店作りとして楽器や音符柄を集めた音楽界ができないこのかと考えていましてね~

 

これはあくまでも構想で、具体的な形に踏みきれないのは、音楽関係の着物や帯が作られていないことがあります。

 

しかしいつか実現させたいと思っているところです。

 

ここで考えたいことは、私の中で和装のおしゃれが熟してしまっているように思えて、単に着物や帯を揃えるだけでは店の特徴を理解していただきにくい時代になっているのではないでしょうか?

 

その意味でも、個性ある店作りが求められているように思います。

 

新しい時代を創るというのは、何を切り口にしたらいいのか明確な答えがある訳ではありません。

信じれるものがあるとすれば、それは好きなことを実行してみること。

 

そこに価値が生まれるのかもしれませんね。

 

昨日に引き続き、閉店後に来客があり、にわかに秋の消費に火がつき始めたかの様相です。

手放しで喜べる状況ではありませんが、怠け癖に刺激をいただいていることだけは確かなようです。

 

それでは今日はこれにて・・・

お休みなさい。

 

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