お客様との信頼を科学する「銀座での展示会を終えて」

 豪雪地域の方には申し訳ないのですが、雪もなく足元がいいことが幸いしているのか、お客様で賑わいましてね~
店が憩いの場になっていたことを嬉しく感じた一日でした。
銀座での出来事は、その場を盛り上げる話題とり、お客様と気軽に関わりを持つことができることを改めて幸せに感じたしだいです。

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というのは、今回の展示会にお越しいただいたお客様から、きもの展門店さんを気軽に覗くことができないという不満の声が、数人の方から聞かされたことが問題意識として残っていたからでしょう。
これまで、いろんな人から「呉服店が敷居が高い」と、言われ続けて来ました。
特に、着物に縁遠い方は、何か相談したくても怖くて呉服店に足を踏み入れることができないと言われます。
勇気を持って覗いてみても、猛烈なセールストークに不快感を覚え、二度と近づけないと話す方もいらっしゃいます。
 

そのような状況を作っているとしたら、業界の大きな損失ではないでしょうか?
私はその点をとても気にして、強引な接客を避けるように心掛けています。
むしろ安心できる店が作れないかと、コミュニケーションを図れることに努力してまいりました。
そのスタンスは今も変わりません。
そのことをご理解いただけるようになったのか、常連さんンは気軽に遊びに来ていただけるようになりました。
そして、相談事があれば気軽にお話しをしてくださいます。
たまたま今日は常連さんが店に集まった日で、楽しい時間をご一緒出来たように思っております。
そして数年前から新しい市場を開拓したくて、東京や京都での展示会に参加するようになりました。
その火種はブログからの出会いが切っ掛けで、毎年、わずかながらも会場まで足をお運びいただけるようになりました。
とても光栄に思っているしだいですが、なにぶんにも初めて顔を合わせるだけに、お客様の緊張はマックス。
本音でお話しをいただけるまでには至っていません。
私はそのことを、お客様の正直な行動だと思っています。
おそらく逆の立場なら、同じ事をするに違いありません。
私がどのような人間なのか、品揃えはどのようなレベルなのかを確かめたいと思うのが常識で、そこから何かが始まることもあれば、それっきりで終わることだったあります。
そして、その経験を踏まえてハッキリ言えることは、急いでも何も動かないということです。
数十年掛けて築いてきた信頼を、新たに激戦地区で作り上げようと思うと、並みの努力では構築できないでしょう。
新天地で信頼をいただくまでの難しさを味わっていますが、何物にも代え難い経験をさせていただいていると思うと、その厳しさは喜びに変わります。
いつかキットの法則がそこにあります。
ところで、ここ数日の疲れが現れたのか、少し頭痛がしましてね~
なのに難しいことを記事にしてしまって疲れが倍増しています。
それではこれにて・・・
お休みなさい。